近鉄・布施駅-八戸ノ里駅間北側道路と花園中央公園(東大阪市松原南)で5月14日、「第40回東大阪市民ふれあい祭り」が開かれた。
40回記念の今回は、HOS小阪駐車場のふれあいタウンステージで9時からオープニングステージを展開。東大阪市出身で市観光大使を務める演歌歌手の中村美律子さんが同イベントの実行委員長として登壇し、「8年前に観光大使になったが、これまで観光大使らしいことをしていなかったので、節目の年に実行委員長ができてうれしい。これを機会にふれあい祭りが市民に長く愛されるお祭りになるように、共に頑張っていきたい」とあいさつ。野田義和市長も「市が今年で50歳、ふれあい祭りが40歳。このふれあい祭りが50歳、60歳、100歳と続いて生きていけるよう頑張りたい」と意気込んだ。
9時45分ごろからは、長瀬川近くから布施方面に向かいパレードがスタート。ハーレー東大阪チャプターを先頭に、大阪府警察音楽隊や近畿大学吹奏楽部、市民団体、幼稚園児など、市内の大人から幼児まで45団体が車道をパレードし、沿道の人を楽しませた。
歩行者天国となった布施駅-八戸ノ里駅間北側道路の「ふれあい通り会場」では、約200の市民団体が模擬店を出店。飲食屋台や遊戯屋台、野菜の販売やメーカー・店舗によるディスカウント商品の販売、団体のPRなど、さまざまなブースが立ち並んだ。市民が出店する屋台とあって子どもも楽しむことができる価格設定で、気温が上がり始めた11時ごろからは、かき氷の屋台に列ができた。
花園中央公園会場の噴水広場周辺では、各県の特産品ブースや飲食屋台が並び、芝生広場では雑貨の販売ブースなどが並んだ。広場北側の「のびっこ広場」では、幼児向けのエアー遊具や昔遊びが体験できるスペースがあり、東大阪ブランド推進機構の「ものづくりコーナー」では、ねじを使ったおもちゃ作りやブロック遊びなど、ものづくりの街を体感できるワークショップが行われ人気を集めた。
両会場に設置されたステージでは、音楽やダンスなど多彩なプログラムを展開。天候にも恵まれ、両会場とも終日多くの人出でにぎわった。