近鉄奈良線・河内小阪駅周辺を中心とするエリアで10月1日、音楽イベント「第9回 こさかJAZZストリート」が開催される。
大正から昭和にかけて小阪・長瀬には帝国キネマの撮影所があり、1929(昭和4)年には映画「恋のジャズ」が製作されるなど、ジャズに縁の深い小阪エリア。縁の街でジャズミュージシャンと市民の交流イベントを開こうと2009年、1回目を開催した。年1回開くイベント「こさかJAZZストリート」のほか、地域イベントへの出演やコラボイベントの開催など、活動の場を広げている。
今年はメイン会場を昨年までの河内小阪駅前から大阪商業大学内「ユニバーシティホール蒼天」(東大阪市御厨栄町4)に移し、7組が出演。大阪商業大学吹奏楽部、大阪樟蔭女子大学吹奏楽部、近鉄吹奏楽部による「吹奏楽スペシャルバンド」(12時~)に始まり、テレビドラマ「必殺仕掛人」テーマ曲の演奏で知られるジャズトランペッター・宮岡信夫さん率いるカルテットやビッグバンドなどが出演する。
会場はU・コミュニティホテル(御厨栄町1)1階レストラン「祥瑞楼」やイオンタウン小阪店(同)、小阪公民分館(下小阪1)のほか、ジャズバーや飲食店など今里-花園間の15会場。ジャズ以外にも沖縄民謡やハワイアン、フォークソングなどの演奏もあり、うたごえ喫茶を開く会場もある。
今年は初の試みとして、多喜音楽教室(小阪本町1)でジャズピアノ体験レッスンを開講。14時から初心者レッスン(500円)、16時から経験者を対象にしたジャズ&ポピュラーピアノレッスン(1,000円)を開く。申し込みはホームページで受け付ける。
当日は、メイン会場でオリジナルグッズも販売。実行委員会代表の園田秀義さんは「お昼から夜まで、音楽の一日を楽しんでほしい」と、来場を呼び掛ける。
開催時間は12時~18時(一部延長あり)。入場無料、チップ制(一部チャージ制)。