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東大阪発ラグビーフリーペーパー「DAEN」2号発刊 「ルーティン」を特集

編集部の野口美保さん

編集部の野口美保さん

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 地域情報サイトを運営するNPO法人「週刊ひがしおおさか」(東大阪市若江本町1)が9月1日、ラグビーの魅力を伝えるフリーペーパー「DAEN」第2号を発行した。

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 「試合だけじゃない。ラグビーの魅力を伝えるマガジン」をキャッチコピーに、コアなラグビーファン以外にもラグビー文化を伝えたいと、昨年12月に創刊した同誌。「ラグビー誌は玄人向けのものが多く、フリーペーパーは少ない」といい、創刊号は「花園のすべて」をテーマに1万7000部を発行。高校ラグビーの会場や東花園駅周辺の店舗を中心に全国約30カ所で配布した。

 第2号は「ルーティン」を特集。ラグビーW杯2015で活躍した日本代表の五郎丸歩選手がキック前に取るポーズが流行し、流行語にもなった「ルーティン」だが、「あの時ラグビーブームと言われていたのはルーティンブームだったのでは。あの時以来かけがえのないものとなったルーティンを深掘りしてみよう」と、テーマに決めた。

 同号では、辞書に記載されている意味を調べ、大学生がどのように「ルーティン」という言葉を使っているか、大学講師の言語学からみた「ルーティン」の意味などについて調査。元ラグビー選手・今泉清さんの独占インタビューでは、キック前に観客が「1、2、3…」とカウントする「今泉コール」についても振り返っている。2012年からラグビーW杯2015終了時まで、ラグビー日本代表チームのメンタルコーチを務めた園田学園女子大学人間健康学部の荒木香織教授には、「ルーティン」の定義や目的、効果などについてインタビューした。

 同号は初版1万部を発行。市花園ラグビー場周辺の店舗やフレスポ東大阪(稲田新町3)、U・コミュニティホテル(御厨栄町1)、東大阪観光協会・まいど!東大阪(東石切町)などに設置。公式サイトで着払い配送も受け付ける。

 「私自身、文化系の人間でラグビーについて素人だった。同じような文化系の人から共感を得るためにどうすればいいか考えながら編集している。ラグビーの文化を感じながら楽しんでもらえたら」と編集部の野口美保さん。

 A4判12ページ。第3号は「さわやかな筋肉」をテーマに、11月初旬発行予定。

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