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大阪府立中央図書館で「江崎グリコ」特別展 おもちゃやパッケージの変遷たどる

1970年~73年のおもちゃ

1970年~73年のおもちゃ

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 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで10月13日、「企業ミュージアム特別展示 江崎グリコ」が始まった。

歴代の商品パッケージを並べる

 佐賀で薬の行商として身を起こした創業者の江崎利一は1919(大正8)年、漁師がカキをゆでる姿を見て「グリコーゲンは日本のカキに多く含まれている」と書かれた記事を思い出し、捨てる煮汁を分けてもらう。煮汁をこして煮詰め、大学付属医院に分析を依頼したところ、グリコーゲンが40~42%含まれていることが分かった。

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 翌年、チフスにかかり衰弱していた息子に研究中のグリコーゲンエキスを与えたところ体力が回復。大学教授から「治療より病気にかからない体を作ることが大切」とのアドバイスを受け、「子どもが喜ぶ菓子にグリコーゲンを入れて売ればいいのでは」と、栄養菓子のキャラメルを製造し、1921(大正10)年に「グリコ」を発売。育ち盛りの子どもの栄養補給とおもちゃでの遊びを通した知識向上という、食べることと遊ぶことの「子どもの二大天職」を満たす商品として誕生した。

 おもちゃは、発売当初はカラー印刷のカードが封入されており、1927(昭和2)年からは本格的なおもちゃを封入。1930(昭和5)年ごろからはオリジナルのおもちゃを製造して差別化を図り、プラスチックのおもちゃが主流になっていく1967(昭和42)年ごろからは、男の子用と女の子用に分かれたおもちゃ小箱が登場する。戦前、高度経済成長期など、時代によって素材やテーマが変わっており、同展では、これまで約3万種類、約55億個作られたというおもちゃの変遷をパネルと実物で紹介する。

 会場内には、「グリコ」の歴代パッケージや創業95周年を迎えた江崎グリコ(大阪市西淀川区)の創業に関するパネル、初代から現在までの道頓堀のグリコサインのパネルなどを展示。同館や国際児童文学館に所蔵する戦前発行の児童雑誌などを展示し、関連資料として、おもちゃや食玩、菓子、カキ、関西の企業や文化に関連する書籍を集めた。

 22日には、江崎記念館の岡本浩之館長を招き講演会を開催。グリコ誕生にまつわるエピソードや創業者の挑戦、近年の取り組みなどについて話す。開催時間は14時~15時30分。定員は先着70人。参加無料。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。11月8日まで。

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