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東大阪の工場廃材でものづくり「端材バイキング」 新たな観光コンテンツ模索

市内で出た廃材でオリジナルロボットを制作

市内で出た廃材でオリジナルロボットを制作

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 大阪府立布施北高校(東大阪市荒本西1)で10月21日、東大阪の工場で出た廃材を組み合わせて作品を作る「親子モノづくり体験教室 端材バイキング」が行われた。

父親と一緒に制作

 東大阪の観光まちづくりに取り組む東大阪ツーリズム振興機構が「モノづくりのまち」を生かした取り組みを検討する中、地域企業から出る幅広い素材の端材から市内ものづくりの多様性と奥深さを感じとってもらうとともに、産業廃棄物から新たに作品を生み出す取り組みを観光コンテンツとして育てたいと企画。今回は小学生の親子を対象にしたものづくり体験教室とした。

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 会場には加工した際に出た端材や、印刷の位置がずれて商品にならないものなど、市内20社から提供された廃材が並んだ。集まった端材は、金属打ち抜き片や自動車交換部品、鏡、ゴム片、磁石、布地端切れなど。子どもが楽しく学ぶことができる教育プログラムを企画開発するキッズプロジェクトメンバー・新井孝徳さんを講師に招き、「端材でロボットを作る」をテーマに行った。

 「どのようなロボットを作りたいか」をイラストに落とし込み制作を開始。好きな端材を選び、講師や端材を提供した企業の会長や社長などからアドバイスを受けながら、思い思いのロボットを制作した。制作の後は、作品の特徴や頑張った点などをテーブルごとに発表。新井さんが「楽しんで作ること、物をしっかり観察することが大事。ほかの人の作品を見て、もう一度自分の作品について考えてもらいたい」と締めくくった。

 10歳の男児と7歳の女児と参加した父親は「夏休みに市内でソーラーカーを作るイベントに行って楽しかったので参加した。親子でものを作る機会があまりないので、親子の関係性も深まったと思う」と話す。子どもが作る様子を見て「ねじや磁石の使い方を工夫していたことに感心した」とも。男児は「中に磁石を入れてくっつけたりするところが面白かった。どこに何を貼るのか考えるのが難しかったが、結構うまくできた」と満足気な表情を見せた。

 素材を提供し、同校のモノづくり専攻で講師も務めるアドバンス(花園西町)の安川昭雄会長は、「どんな材料があるか来るまで知らないのに、こんなに短時間で作れるのは大したもの。偏った材料の使い方でなく、いろんなものを使って作っている」と感心し、「高校の授業として続けていくし、催しがあれば高校生も参加していくようにしたい。ものづくり企業の会長で組織する会長会で、ほかの工業高校とのつながりを作ったり、東大阪のものづくり人材を育てたりしていきたい」と話す。

 制作した作品は、東大阪アリーナ(中小阪4)で10月27日に開かれる「東大阪市市制施行50周年記念スペシャルコンサート~河島英五トリビュート~」の会場に展示する。