地域情報サイトを運営するNPO法人「週刊ひがしおおさか」(東大阪市若江本町1)が12月20日、ラグビーの魅力を伝えるフリーペーパー「DAEN」第2.5号(花園特別号)を発行した。
「試合だけじゃない。ラグビーの魅力を伝えるマガジン」をキャッチコピーに、コアなラグビーファン以外にもラグビー文化を伝えたいと、昨年12月に創刊した同冊子。創刊号は「花園のすべて」をテーマに発行した。
昨年の創刊号では「花園の記憶を形にした」といい、「次は高校ラグビーを見に花園に来るお客さんに、ラグビーのまちとして生まれ変わろうとしている東大阪の街を知ってもらいたい」と特別号として発行する。
今号では、1992年に誕生し、「ゆるキャラグランプリ2017」で3位に入賞した東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」の人気の秘密を解説。花園ラグビー場開設からラグビーW杯開催までの道のりをまとめた年表やチケットの購入方法などラグビーW杯2019関連の特集、「東大阪カレーパン会」や「ラグビーめし」「ラグビースイーツ」などのラグビーグルメなど、さまざまな角度からラグビーと東大阪市のつながりを掘り下げる。巻末には市内の飲食店で使えるクーポンを付ける。
インタビューページでは、東大阪市出身でユース日本代表やラグビー強豪高校など10チーム以上と契約するプロコーチ・二ノ丸友幸さんに聞く高校ラグビーの展望や、コーチとしての指導法などを取り上げる。「週刊ひがしおおさか」代表の前田寛文さんは「ラグビーが好きな人でなくても、スタートアップのビジネスマンの現在地として読んでもらえる内容になっている」と話す。
「東大阪市制50周年の今年、東大阪が一つになっていく過程をラグビーというフィルターを通して見たらこうなるという冊子ができた。来年は32ページで東大阪をPRしていきたいので、たくさんリクエストが欲しい」とも。
A4判16ページ。発行部数は2万部。全国高校ラグビー大会会場で配布するほか、フレスポ東大阪(稲田新町3)、八戸ノ里ドライビングスクール(御厨南1)、串かつ ちとせ(下小阪5)などに設置する。