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東大阪の旧河澄家でデザイン書道展 元・客室乗務員書家と生徒の作品展示

深川秀鳳さんのデザイン書道

深川秀鳳さんのデザイン書道

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 東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で現在、デザイン書道展が開催されている。

棲鶴楼の床の間に飾る掛け軸

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 「秀鳳書の教室」を開く深川秀鳳(しゅうほう)さんと生徒の作品を展示する同展。「字は上手下手ではなく気持ちを伝えるもの。堅苦しくない、気持ちの伝わる書を感じてほしい」と企画した。

 深川さんは祖母の勧めもあり5歳で書道を始め、東京での就職を機に一度は書道から離れたが、国際線の客室乗務員として世界各国の文化や芸術に触れる中で日本文化の良さを再認識し、退職を機に別の流派で書を学び直した。

 2008年には書道教室を開校し、幼稚園での書き方教室の講師も始める。2015年には由源社最高位師範を取得し、2016年には同館近くの公文布市教室(日下町4)で2教室目を開校。書道教室、出張講座のほか、書道パフォーマンスやイベントへの出演、デザイン書の受注販売などを手掛ける。

 同展では、深川さんや教室に通う小・中学生、深川さんが書道講師を務める高齢者施設の利用者の作品約20点を展示。同展のために小・中学生が書いた春をテーマにした作品のほか、深川さんが気に入っているというドラマのせりふなど、デザイン化した書作品が並ぶ。奥座敷の棲鶴楼には深川さんが書いた掛け軸を飾る。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。3月16日まで。

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