大阪樟蔭女子大学(東大阪市菱屋西)で6月27日、合同企業説明会「女子ナビ2019」が開かれた。
東大阪商工会議所では「いまだ女性の就職は厳しい状況で、女性の活用を目指す事業所とのマッチングを図りたい」と、同説明会を企画。男女雇用機会均等法では、会社説明会の実施日や会場を男女別に設けることや男女で異なる扱いをすることを禁じているが、会場を関係者以外の男性が入ることができない女子大学内にすることで、事実上「女性向け」の合同説明会とした。同説明会には商工会議所の会員から22社が参加した。
会場では参加企業がブース出展したほか、化粧ファッション学科教授による「就職活動に適した化粧法のセミナー」や心理学科教授の「平常心で面接に臨むためのセミナー」、健康栄養学科教授の「体調を整える食品で内定を勝ち取るセミナー」など、同大学教授によるセミナーも開いた。
参加した企業は、「会社が東大阪にあり、大阪樟蔭女子大学OGの社員もいるので参加した」「就職情報サイトなどを見て遠方から入社してきた社員は、地域の雰囲気に慣れず辞めてしまう人が多かったので地元の説明会に出展している。製造業だが3割は女性社員で、品質管理や生産管理で活躍しているので期待している」などと話す。
参加した他大学の女子学生は「事務職を志望しており、女子向けの説明会なので事務職の募集が多いのではと来てみた。社風が合うかなど話を聞きながら何社か回りたい」と話していた。