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ロシアの学生、東大阪でものづくり学ぶ 近畿大学が8大学から受け入れ

竹中製作所での工場見学の様子

竹中製作所での工場見学の様子

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 近畿大学に短期留学中のロシア人学生と教員が7月12日、東大阪市内のものづくり企業で研修を受けた。

ものづくりビジネスセンター大阪「MOBIO」を見学

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 近畿大学は、文部科学省の「平成29年度 大学の世界展開力強化事業(ロシア)」プロジェクトに私大で初めて採択され、「日露間で活躍できるモノづくり中核人材の育成」をテーマに、これまでロシア人学生の受け入れや同大学生のロシアへの短期派遣などを行ってきた。今年9月には同大の学生がロシアのITMO大学とドゥブナ国立大学に長期派遣される予定で、学生交流と研究につなげたいとしている。

 2回目の短期受け入れとなる今回は、ロシアの8大学から学生10人と教員2人を受け入れ。7月9日から研修が始まり、理工学部の学生と学術交流を行い日本語講義などの研修を受けている。

 12日は、大阪府内のものづくり企業の技術や製品を200ブース常設する、ものづくりビジネスセンター大阪「MOBIO(モビオ)」(東大阪市荒本北1)を見学。コーディネーターの説明を聞きながらブースを巡り、製品を触ったり質問をしたりするなど、熱心に取り組んでいた。

 その後は、ねじ製品を製造販売する竹中製作所(菱江6)に移動。工場では、切削ねじと転造ねじの製造方法の違いや、独自の防錆(ぼうせい)防食技術を用いた製品「タケコート」の表面処理、品質管理などについて学んだ。

 ITMO大学から参加した男性は、「日本製品が良く、日本のものづくりの良さが知りたくて参加した。少しずつ理解をしているがまだ途中段階。まだ研修があるので勉強していきたい」と意欲を見せる。

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