近鉄布施駅近くの映画館「布施ラインシネマ」(東大阪市足代新町、TEL 06-6782-2628)で8月17日、映画「カメラを止めるな!」が公開される。
同作品は、映画や演劇、俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」(東京都品川区)が主催する、ワークショップ参加者から出演者を選抜して新作長編映画を製作する「シネマプロジェクト」の第7弾作品。「37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイバル」を撮った人々を描く作品で、昨年11月に行われたイベント上映で口コミが広がり、公開を望む声が殺到。都内2館での劇場公開後にはSNSなどで話題となり、8月14日現在で決定している上映館数(今後上映予定を含む)は184館となった。
同館の掛谷嘉昭さんは「当初、当館での上映予定はなかったが報道のように超大ヒットになり、急きょ全国100スクリーン以上になった中の一館になり上映できるようになった。まさに宝くじに当たったような感じ」と話す。大阪府内のほかの映画館も公開が繰り上げられ、先行して上映している映画館も連日満席の状況だという。
「こういう作品には珍しく年配の方からの問い合わせもあり、お子さんも館内のポスターを見て反応されるなど社会現象になりつつあるなと思う。東京では20回以上鑑賞されたリピーターの方もいて連日テレビで取り上げられるなど、本当に久しぶり」と期待を寄せる。
8月17日~23日の上映時間は、9時10分~、12時55分~、15時25分~、20時5分~の1日4回。