商業施設「フレスポ東大阪」(東大阪市稲田新町)2階で9月23日、「東大阪の技術(わざ)を知ろう!ねじワールドカップ」が開かれる。
ものづくりの街・東大阪にある商業施設として、子どもたちにものづくりの楽しさを感じてもらおうと、さまざまなイベントを展開する同施設。
6月1日の「ねじの日」に大阪市内で行われた映画「空飛ぶタイヤ」試写会では、東大阪の中小企業の社長らが主演の長瀬智也さんの応援に駆け付け、1分間にどれだけ高くねじを積み上げることができるかを競う「ねじビルド対決」が行われた。その様子を見た同施設担当者が「あんな面白いことができたら」と、主催するNPO法人週刊ひがしおおさか(若江本町)に話を持ちかけた。
同法人が、ねじ商社のサンコーインダストリー(大阪市)に協力を依頼したところ、ねじを使った遊びをいくつか提案され、その中から実際に遊んで面白いと思った3競技で8月に1回目イベントを行った。長いボルトにナットを付けて移動させる時間を競う「ねじ寸切り対決」、小さなねじをはしでつまんで移動させる「ねじすくい対決」、ボルトとナットを組み合わせて長さを競う「ねじビルド対決」を行い、親子連れらで盛り上がりを見せた。
2回目となる今回は、子どもと大人が同時に楽しめるようルールを改定し開催する。「第1回の記録を超える猛者が出てくるのか」が見どころ。3競技すべてクリアした参加者には「ねじガチャガチャ」を引く権利が与えられ、優勝者にはトロフィーを進呈する。
同法人の前田寛文さんは「東大阪の地場産業のねじの機能を生かした、ほかにはない、ねじをリスペクトしたイベント。今後ルールを整備してオリンピック競技入りを目指して活動したい。ぜひ参加して先行者利益を得てほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は11時~16時。参加無料。