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ゆるキャラGP、志木の「カパル」が逆転V 2日間で3万8000人超来場

写真左から、こにゅうどうくん、カパル、ジャー坊、はぴ太ファミリー

写真左から、こにゅうどうくん、カパル、ジャー坊、はぴ太ファミリー

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 全国のご当地・企業のキャラクター日本一を決める「ゆるキャラグランプリ2018 in 花園~ラグビーのまち東大阪~」の決戦投票が11月17日・18日に行われ、ご当地ランキング1位に埼玉県志木市文化スポーツ振興公社の「カパル」が輝いた。

常に多くの人に囲まれていた「カパル」

 今年は、ご当地ランキングに507体、企業ランキングに402体がエントリー。8月1日から11月9日までインターネットでの投票が行われ、決選投票として会場でのリアル投票数が加えられる。決選投票の倍率は毎年変動しており、今年の倍率は3倍だった。

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 インターネット投票では、四日市市の「こにゅうどうくん」が暫定1位で、2位に福岡県大牟田市の「ジャー坊」、3位に泉佐野市の「一生犬鳴!イヌナキン!」が付けており、「カパル」は4位で決選投票を迎えた。会場での投票は、泉佐野市「一生犬鳴!イヌナキン」の357票を大きく突き放し、埼玉県の志木市文化スポーツ振興公社の「カパル」が2460票を稼ぎ出した。

 18日に行われた表彰式では、ご当地・企業とも上位10位を発表。暫定1位で挑んだ「こにゅうどうくん」は、118万票あったインターネット投票数から約38万票が無効とみなされ、合計80万7592票で3位に。準グランプリには、84万3682票を獲得した「ジャー坊」が着け、グランプリには88万9346票を獲得した「カパル」が輝いた。企業ランキングの1位は関西電力の「はぴ太ファミリー」だった。

 グランプリを獲得した「カパル」スタッフの権田原花子さんは、「ゆるキャラグランプリ最後の挑戦とする中で、たくさんの人に応援いただき、それがあったからここでてっぺんを取ることができた。スタッフとしては楽しいことより辛いことがたくさんあったので、このステージでてっぺんが取れてうれしい」と涙ながらにコメントした。

 表彰式の終了後、取材を受けた権田原さんは「職員が5人ぐらいしかいなくて、組織票も出せない中頑張ってきた。正統派のキャラではなく、ツイッターが大好きでエゴサーチをして話し掛けていくキャラでたくさんの会話をすることが日課。麦汁が好きなので、ごほうびに麦汁が出るかもと期待している」などと喜びを表現した。

 同グランプリ実行委員会会長の西秀一郎さんは「以前から得票数を伏せている期間に代理投票がないかを調査し、客観的に見ておかしいと思うIDを削除している。2013、2014年ごろから熱を帯びてきてまずいと思っていた。昨年からはロボット認証も入れた」と得票数について説明。「ゆるキャラの即効性はもうなくなった。経済効果だけを追い掛けてほしくない。地方創生は、くまモンにしてもその後のたゆまぬ努力があって経済効果を生んでいる。ゆるキャラに頼らないでほしい」などと話していた。

 今年の同グランプリは、決選投票の直前に「組織票」が大きくメディアに取り上げられたが、会場では親子連れがゆるキャラと写真を撮ったり、ステージを楽しんだりするなど、終始和やかな雰囲気のまま幕を閉じた。昨年の決選投票はナガシマリゾート(三重県)で行われ、2日間で2万3734人が来場。今年は、初日に1万5920人、2日目に2万2428人、2日間で3万8348人が来場し、盛り上がりを見せた。

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