大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)で現在、2018年に亡くなった作家や著名人に関連する資料を集めたコーナーを展開している。
オリンピックやノーベル賞など、毎月テーマを決め行う同スペースでのトピック展示。「棚に配架している本だけでなく、ほかにもあると知ってもらいたい」と、日ごろは地下書庫に入っている本をテーマで集めて展示しており、毎年12月には1年を振り返り、その年に亡くなった作家や著名人の貸し出し可能である作品や資料を展示している。
同コーナーには、プロ野球の中日、阪神、楽天で監督を務めた星野仙一さんや、「ゲド戦記」などで知られるSF・ファンタジー作家のアーシュラ・クローバー・ル=グウィンさん、小説家の内田康夫さん、アニメーション映画監督の高畑勲さん、落語家の桂歌丸さん、漫画家・エッセイストのさくらももこさんなど、17人の作品や関連資料約300点を展示。人形浄瑠璃文楽太夫の竹本住大夫の資料では、CDやDVDが並ぶ。
調査相談課の柴田英明さんは「追悼展示の企画は毎年貸し出しが多い。展示している以外の資料もあるので、カウンターで問い合わせてもらえたら」と話す。
開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。12月25日休館。同28日まで。