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大阪府立中央図書館で「アート魚拓」展 魚に色塗る「直接法」作品43点、体験も

「直接法」のアート魚拓作品が並ぶ

「直接法」のアート魚拓作品が並ぶ

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 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで1月5日、東洋魚拓 拓正会が制作した「アート魚拓」の展示が始まった。

松永さんのヘラブナの作品

 釣り上げた魚の大きさを記録するために始まった「魚拓」。現存する最古の魚拓は1839(天保10)年までさかのぼることができ、魚拓は日本独自の文化として海外でも注目を集めているという。

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 魚拓には、魚に直接墨や絵の具を塗り、紙や布を置いて写す「直接法」と、魚に紙や布を置き、その上からたんぽに付けた墨や絵の具をたたいて色付けする「間接法」があり、直接法は大きさに関わらず30分以内に写さなければ絵の具が乾いてしまい、出来映えは湿度や天候にも左右されるという。同会では直接法の技法を使い、紙をはがした後は目玉以外、一切加筆・修正を加えない点にこだわっている。

 同会の松永正津会長は、1961(昭和36)年に直接法魚拓を始め、1977(昭和52)年に同会を設立。大阪市西淀川区にアート魚拓の教室を開いた。1982(昭和57)年にはリョービ魚拓カレンダーの原画製作を始め、1984(昭和59)年は「カラー直接魚拓法」出版。各地でアート魚拓展と体験会を行うほか、韓国や中国でも講演や講習会を開いている。

 今年で10回目となる同館での展示は、松永さんと会員が制作した作品43点を展示。背景を描かず葉などで装飾した「合わせどり」や、2匹以上の魚で1枚の作品を作る「重ねどり」などの技術を使い、余白を生かして魚や技法の美しさを見せた作品が並ぶ。同会が原画を手掛けたカレンダーやポストカード、同館に所蔵する魚や魚拓に関連する資料なども合わせて展示する。

 1月12日は、同会が指導するアート魚拓の体験会を開く。同館指定管理者の長谷工・大阪共立・TRCグループの福田準さんは「展示が始まる前から体験会の問い合わせがあるなど定着している。どのように魚拓を作っているのか体験会で見てもらえれば」と呼び掛ける。開催時間は10時~12時。参加費1,000円。要事前申し込み。2月2日・3日は大阪南港インテックス大阪の「フィッシングショーOSAKA2019」でも体験魚拓教室を開く。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。今月14日まで。