東大阪市とサッカーJFLのFC大阪が1月17日、スポーツを通じたまちづくりに関する連携協定を締結した。
昨年11月、Jリーグ参入を目指し、東大阪市からホームタウンの承認を受けた同クラブ。同クラブの吉澤正登会長は「東大阪市はスポーツを通じた教育、健康、街づくりをどこよりも行っており、サッカーで補えるところがあればと取り組んでいる。夢と活力あふれる街づくりに、競技を見せることもそうだが、市が掲げる健康寿命延伸の一翼を担うことができれば」と意欲を見せる。
連携協定では、市民のスポーツに対する興味・関心の向上に関すること、スポーツを通じた地域交流とまちのにぎわいづくりに関すること、市政及び市の魅力並びにスポーツにかかる情報発信に関すること、そのほかスポーツ振興及び市民の健康増進に関することの4項目を柱に取り組みを推進する。市主催のスポーツイベントへの協力や同クラブホームゲームでの東大阪市民招待デーの開催、同クラブのインターネット番組での情報発信などを行っていくという。
協定書に署名した野田義和東大阪市長は「スポーツをキーワードに取り組む中、街に根付いたホームチームができるのは大きな推進力になる。花園には3つのグラウンドがあり、工夫すればラグビーとサッカーで併用できるグラウンドになると思う。さらにもう一つできれば」と話す。
吉澤会長は「ホームタウンを認めてもらったのは大きな一歩。2028年のJ1優勝という目標には、市民に愛されることからつながっていくと思うので、FC大阪を見たいと言われるクラブにしたい。今年はリーグ優勝と東大阪市から国体優勝を目指し、天皇杯でジャイアントキリングを起こせるよう頑張っていきたい」と意気込む。
今後は布施商店街内に拠点を開き、3月17日の開幕戦前には「街の駅クレアホール・ふせ」(東大阪市足代北2)でキックオフパーティーを行う予定。