東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で4月7日、「前垣さんの大阪文化講座」が開かれる。
河澄家は江戸時代に日下村の庄屋を務めた旧家で、住宅は江戸時代初期の様相を残して保存修理工事が行われ、2011年から公開。土間にあるかまどを使ったイベントを開くなど、昔の文化に触れられる施設となっている。
年配の来館者から「へっついさん、懐かしいわ」など、さまざまな大阪言葉が聞かれることから、「なぜかまどをへっついさんと呼ぶのかなど、由来を知れば奥深い大阪言葉に興味を持ってもらえるのでは」と、昨年3月、大阪の食と大阪言葉をテーマにした同講座を初開催した。
講師を務める前垣和義さんは、石切小学校卒業、東大阪市在住の大阪研究家で、相愛大学客員教授として執筆、講演、講義など、テレビや新聞などさまざまなメディアでコメンテーターとして出演。主な著書に「大阪のおばちゃん学」(PHP文庫)、「大阪のお勉強」(西日本出版社)などがある。3回目となる今回は、大阪弁の美学をテーマに味わい深い大阪弁について講演する。
同館統括責任者の堀木昌彦さんは「テレビにも出演されている前垣先生と大阪弁について楽しく勉強する講座。大阪人が持つ美意識や言葉の文化に触れてみてほしい」と参加を呼び掛ける。
開催時間は13時~15時。参加無料。定員40人。申し込みは、電話とウェブサイト内問い合わせフォームで受け付ける。