新元号「令和」が施行される5月1日、東大阪市内でさまざまな祝賀イベントが行われる。
石切劔箭神社(東大阪市東石切町1)では、御神木の枝を入れた「八千代守(やちよまもり)」を、改元を奉祝して5月1日から授与する。昨年9月の台風21号発生時には御神木の枝が多数落ち、通常境内で落ちた枝は処分するが、「御神木の枝は別」と宮司が集めて保管していたという。
枝は切りそろえて一つ一つ焼き印を押し、巫女(みこ)が袋に詰めた。御神木の枝を使っているため、数に限りがある。初穂料1,000円。同神社職員は「4月30日と5月1日は御朱印も多いだろうと話しており、それぞれで令和の練習をしている」と話す。
八戸ノ里駅近くの「串かつ ちとせ」(下小阪5、TEL 06-6728-3332)では、高知県の純米吟醸「酔鯨」の令和ラベルを5月1日17時から20歳以上の来店客に振る舞う。店主の田中裕之さんは「昭和24年に新世界で創業し、平成20年に八戸ノ里に移転。世代を超えてたくさんのお客さまにかわいがっていただいた。日ごろの感謝と、新しい時代もお客さまと共に歩んでいきたいという気持ちを込め、令和のお酒を振る舞うことにした」と話す。数量限定。「混雑が予想されるので予約してほしい」とも。
若江岩田駅近くの「菓匠庵 白穂」(若江本町1、TEL 06-6723-2075)は4月3日から、「令和」をイメージした練り切り菓子を販売。元号の典拠となった万葉集の歌から梅とランをイメージした紅白の練り切りに仕上げた。5月1日~5日は9時から、1,000円以上の購入で赤飯と同店で使える200円の割引券を進呈する。各日先着100人。