教育現場に携わる人たちの問題解決を「DX」「学校経営」の手法で目指す「教育テック大学院大学(所在地・埼玉県入間市、竹村治雄学長)」が8月末の文部科学大臣認可を経て募集を開始。オンラインでのセミナー・説明会には11月初旬までに50名以上の参加者があり、DXや学校経営分野に関する学校経営者や教職員らの関心の高さを示している。
教育テック大学院大学は、「大阪キリスト教短期大学(大阪市阿倍野区、山本淳子学長)」や付属幼稚園・保育園を運営する「学校法人OCC(同所、根岸正州理事長)」が、2025年4月の開学を予定している大学院。授業は夜間や土曜日にオンラインで実施し、原則、通学の必要がないため学生募集は全国が対象だ。ストレートの学部卒業者でなく、教育現場などで実務経験(2年以上)を持つ人たちを対象とする「専門職大学院」の特徴も併せ持つ。
教育現場の高度化・専門家には文部科学省も着目しており、2008年度には、「教職大学院」の開設がスタートした。主に現職の教員らを対象とし、カリキュラム編成や教育実践など教育現場のスキルを中心に教えている。
だが、教育現場には「教育DXの導入に旗振り役がいない」といったIT系の悩みのほか、学校経営者やその候補者らから「学校法人の経営を体系的に学ぶ場がない」といった経営上の問題があった。教育テック大学院は教員のほか、幼稚園・保育園を含む私立学校の経営者や事務職員も対象とし、DXの導入や学校経営に特化したカリキュラムが特徴。「教育情報学コース」「教育経営学コース」の2コースを用意し、教育テックに特化した大学院として日本初を標榜している。
既に行われたセミナー・説明会には、学校法人経営者や中堅教職員のほか、教育系企業の社員や人事担当者らの参加があった。参加者からは「自分に足りない経営学やITを学んで課題解決に活かしたい」「様々な教育関係者が集まって、前向きな未来の議論ができそう」などの声が聞かれたという。
同大学院では、関心を持つ人に向けてオンラインセミナーのほか、個別相談会を開催している。
【セミナー説明会開催日程】 ※開催はオンライン(Zoom)にて行います。
11月13日(水)19時~
11月27日(水)19時~
11月30日(土)10時~
※以後も随時開催
【セミナー・説明会申込】
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【個別相談申込】
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