「スポーツを通してすべての人を包み込む社会をつくる」をミッションにスポーツや文化・芸術活動を通じた居場所づくりを推進するNPO法人ダイバーシティサッカー協会(東京都新宿区、代表理事:鈴木直文)は、ノルウェーで開催されるホームレス・ワールドカップへの日本代表チームの派遣を予定しています。一生に一度の機会として、社会的困難を抱える方のエンパワーメントを目指します。
・募集要項
募集期間:2025年5月14日~6月30日
目標金額:3,500,000円
活用内容:ホームレスW杯2025への日本代表チームの派遣
募集ページ:https://readyfor.jp/projects/diversity-soccer-2025

Photo:横関一浩
NPO法人ダイバーシティサッカー協会は、
多様な背景を持つ人がスポーツを通じて自分らしく生きられる社会を目指して2017年7月に設立されました。
その前身として、2008年に
NPO法人ビッグイシュー基金のクラブ活動として発足したホームレス当事者や経験者によるサッカーチーム野武士ジャパンを中心に、多様な社会的困難を抱える当事者と支援者が作るチームのネットワークによって、「居心地のいい」サッカーやスポーツの実践を広げるために活動を続けてきました。
今日に至るまで、ホームレス、うつ病などの精神障害、LGBT、難民、フリースクール、児童養護施設出身、不登校、ひきこもり、依存症など、様々な社会的困難を抱えた当事者と支援者のべ1,500人以上が私たちが主催するフットサル・サッカーイベントを通じて交流し、相互理解を深めてきました。
ダイバーシティサッカーフェスティバル2025
ホームレス・ワールドカップ2024ソウル大会

Photo:Anita Milas
昨年、
世界中から約38の国・地域から約450人の選手が8日間にわたって参加し、熱戦を繰り広げたソウル大会に13年ぶりの出場を果たしました。そんな日本代表チームの挑戦によって
「自分も活動に関わってみたい」、
「ホームレス・ワールドカップに出場して新しい挑戦がしたい」という声が多く寄せられました。
ホームレス・ワールドカップへの継続した出場を実現することで、次の挑戦を目指す困難を抱える方の声に応えることができ、
「仲間はずれのない社会」を共につくる土台が広がっていくと考えています。
日本を代表するのではなく、身のまわりの方や応援してくださる方の思いと共に、誰もが活躍できる場所があることを感じる機会になることを願っています。
居場所がないと感じている方にとって、普段関わることのない他者との出会いが安心できる場所になると信じています。
また、ホームレス・ワールドカップは終わりではなく、大会を終えてからそれぞれの生活に戻ってから次の目標を見つける場所でもあります。
「一生に一度だけ出場できる」という大会の参加規程からも伝わりますが、これからの人生において何かのきっかけになることを期待しています。
皆様の応援が居場所を失った方の後押しに繋がります。まずはこのような機会があることを知っていただき、私たちと一緒に支えてください。
いただいたご寄付は主に以下の用途で使用します。
具体的な支出は参加状況や実施回数によって異なります。2025年オスロ大会は2025年8月23~30日まで開催され、その活動内で使用します。
<想定される活用方法>
■選手の渡航費(8名)
■スタッフの渡航費(2名)
■国内練習会に関わる会場費(ネクストゴール)
■選考会に関わる費用(ネクストゴール)
ホームレスや若年無業者、ひきこもり、依存症など何らかの社会的な困難を抱えた人々のために、サッカーをはじめとするスポーツや身体活動、芸術活動など「好きなことを思い切り楽しむ」機会と「自分らしくいられる居場所」を創出しています。それらをつないで「すべての人を包み込む社会」を実現していくことを目指しています。
https://diversity-soccer.org/