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元ラグビー日本代表主将の菊谷崇さん、7人制女子ラグビー日本代表の中村知春選手が指導!「SMBC つなげるラグビープロジェクト」小学生ラグビー体験会@大阪 開催リポート

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提供:SMBC つなげるラグビープロジェクト 制作:東大阪経済新聞編集部

東大阪市花園ラグビー場練習グラウンドで2月2日、「SMBC つなげるラグビープロジェクト」小学生ラグビー体験会が開かれました。元ラグビー日本代表主将の菊谷崇さん、7人制女子ラグビー日本代表の中村知春選手指導の下、参加者同士がつながり、楕円球を熱く追いかけた当日の様子をリポートします。

「SMBC つなげるラグビープロジェクト」は、2027年にオーストラリアで開催されるラグビーワールドカップを見据え、ラグビーの普及と育成を目指す4年間の長期プロジェクトです。国内で唯一、未就学児から大学生および男女日本代表の協賛を行うSMBCだからこそできる取り組みとして、体験会を中心とするさまざまな企画を通して国内のラグビー普及率を上げていくことを目標としています。プロジェクト名には「ラグビーを通じて人とのつながりを感じてもらいたい」「ラグビーの輪を全国各地へ、そして未来へ繋げていきたい」という想いが込められています。

東京、仙台に続く3会場目は、ラグビーの聖地・東大阪市花園ラグビー場。今回はプロジェクト初の試みとして、東海大学付属大阪仰星高等学校(以下、仰星)ラグビー部協力のもと、菊谷さんと高校生がつながり、一緒にメニューを考案。菊谷さんと生徒たちは、メニュー作りの考え方や練習環境の作り方について勉強会を開き、体験会に向けて準備を進めてきました。

同プロジェクトの体験会について菊谷さんは「楕円球という、どこに転がるか分からないボールをつなげるということは自分だけではできないことなので、みんなで作戦を立てる『チームトーク』が大切です。体験会ごとに参加人数や参加する人の運動量を見ながら現場でルールを追加し、作戦もひとつではなく、ルールが変わる度にレベルアップをしていかないといけない環境、話し合いが必要な環境を作り、プログラムを作っています」と話します。

アニマルフローでウォームアップ

小学校低学年18人、高学年17人、保護者15人の50人が参加した体験会。「子どもはもちろん、大人の方も怪我しないように」と、まずは全員でウォームアップ。身体を使ったじゃんけんから始まり、ワニのポーズ、クマの姿勢、サルのポーズなど、動物の動きなどを取り入れたエクササイズで身体を温めます。

低学年とその保護者は菊谷さんと中村選手、高学年は仰星の高校生が指導

ここからは低学年と高学年に分かれてプログラムを行います。低学年は菊谷さんと中村選手、高学年は仰星のラグビー部員が指導をしました。

低学年のクラスではまず、4チームに分かれてパスをつなぎ、タイムを競う「パスリレー」に挑みます。菊谷さんは「お互いに受け取りやすいパスはどういうパスかを考えてほしい」とチームで考えるよう促します。まずは自己紹介でお互いを知り、各チームで作戦を立てます。

パスゲームが始まり、最初はボールをパスしてつなぐだけのルールでしたが、途中からウォーミングアップで行った動物のポーズを取り入れるなど、徐々に難度を上げていきます。菊谷さんは「まずは、チームトークが盛り上がり、みんなで話す環境を作るというのが練習メニューのゴールなので、その環境の中で話し合い、勝ちたいから作戦をめっちゃ頑張るというストーリーでメニューを考えました」といいます。菊谷さんの狙い通り、参加者はひとつのゲームが終わる度に意見を出し合い、作戦を立てて次のゲームに挑みました。

次は2カ所に分かれ、チーム対抗でパスをつなぎ、ボールを持った人がスペース内に置かれたサークルを踏めば得点が入るゲームに挑みます。ここでも作戦会議が行われ、「誰かが常にサークルの前にいる」「立ち位置をばらけさせる」「頑張ってみんなが動こう」など、各チームが作戦を考え、ゲームに挑みました。パスを出した小学生に「うまい!」「優しいパスを心掛けよう」と声を掛けるなど、保護者やコーチ、みんなでゲームを盛り上げます。菊谷さんはイベント終了後、「想像以上に皆さんがボールを追いかけ、激しくなりそうでちょっと抑えていかないと、と思う場面もありましたが、それだけすごく真剣に夢中になって参加してくれたのだなと思います」と振り返りました。

高校ラグビー部の部員がプログラムを考案

仰星の部員が考案した高学年のプログラムでは、マーカーコーンとボールを使ったゲームや、どこにスペースがあるかを見てパスを出すゲームが行われました。ここでも作戦会議が行われ、チームに分かれてディフェンスをかわしながらボールを運ぶ、スピード感のあるゲームが行われました。

仰星ラグビー部は、ラグビーを通じた地元小学生との交流を毎年複数回行っていますが、今回のような大きなプロジェクトに関わったのは今回が初めてだといいます。昨年12月に菊谷さんからコーチングの研修を受け、「指示ではなく、どう問いを立てるか」に重点を置き、入念に準備を進めてきました。2年生の加藤楓也さん、池崎佳吾さんは「ラグビーをしたことがない小学生の視点に立って考えることを大事にしてメニューを考えました」「ラグビーを通して人間として成長してほしい、人とつながることの大切さや思いやりの大切さを小学生に気づいてもらえるようなメニューを考えました」と話します。

「疲れた」「楽しかった」と笑顔の子どもたち

体験会終了後、プロジェクト初参加の中村選手は「今日、ラグビーに触れていただいた皆さんが、ラグビースクールやどこかでまたラグビーをやってみたい、ラグビー選手を応援したい、と興味を次に進めてもらえたらうれしい。ラグビーを続けていたらまた皆さんとどこかで会えるので、みんなと再会することが私の次の目標になります」と参加した子どもたちに呼びかけました。

兵庫県伊丹市から参加した小学1年生の男の子とお父さん。親子でよくラグビーの試合を見に行っているといいます。お父さんは「子どもに何かスポーツをしてもらいたいと、いろんな体験会に参加しています。スポーツの楽しさを感じてほしい」と期待し、今回参加したと言います。男の子は「みんなで作戦を立てることができたので、負けても勝っても楽しかった。また参加したい」と元気いっぱいに話します。

幼稚園の年少クラス時からラグビースクールに通う箕面市から参加した小学4年生の女の子は「高校生のお兄ちゃんの教え方が分かりやすく、お兄ちゃんたちと一緒にできて良かった。楽しみながらできた」と笑顔を見せました。

参加者と仰星ラグビー部が手形アートに参加

参加した児童と保護者、仰星のラグビー部員には、巨大アートを制作するために手形を押してもらいました。採集した手形は今後、巨大な手形アートとして生まれ変わる予定です。

イベントを終え、今回初めて高校生と一緒にプログラムを作った菊谷さんは「高校生の委員会のメンバーと一緒に、メニューの作り方やコーチとしての『問いの立て方』を勉強させていただいて、社会貢献や地域貢献の分野で高校生と一緒に企画を進めるということがすごく新鮮でした。高校生は子どもたちと年齢も近く、一緒になって一生懸命自分も動き、声も出すというところが今日の練習の中ですごく表れていたので、それは大人の僕には作れない環境で、すごく魅力的な時間ができたのではないかなと思います」と振り返ります。今後について「ラグビーの魅力は、どこに転がるか分からない楕円球をみんなでつなげること。話すこと、伝えること、相手を思いやることを、このプロジェクトを通して伝えていきたい」と話していました。

中村選手は「いろんな局面を経験してきましたが、ここ一番の大切なシーンでは、普段からつながっているか、分かっているかというところが試されます。菊谷さん主導でメニューを考えていただいて、キーワードを意識しながらできるメニューで、つなぐ、つなげるというラグビーの大事な要素を終始踏まえてできたイベントで良かった」と話します。

「SMBC つなげるラグビープロジェクト」では今後、全国各地でラグビー体験を開催し、さらにラグビーの輪を広げていく活動を続けていきます。次回は、2月23日・24日の2日間、熊谷スポーツ文化公園ラグビー場で開催されます。

INFORMATION

SMBC つなげるラグビープロジェクト

「SMBC つなげるラグビープロジェクト」は、ラグビー体験会を中心に、日本全国各地へラグビーの魅力や面白さを伝え、ラグビーの輪を広げていくプロジェクトです。

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