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東大阪市民美術センターで高校ラグビー写真&ポスター展 市内3大学の活動紹介も

躍動感の伝わる写真を展示する

躍動感の伝わる写真を展示する

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 東大阪市民美術センター(東大阪市吉田6、TEL 072-964-1313)で12月8日、企画展「東大阪の魅力発見&発信プロジェクト」が始まった。

過去の高校ラグビー大会ポスター

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 全国高校ラグビー大会開幕に向け全国から人が集まるタイミングに合わせ、東大阪の魅力を発信しようと企画した同展。「全国高校ラグビー大会写真&ポスター展」「3大学×東大阪市民美術センター連携プロジェクト」を同時開催する。

 第1・2展示室の「全国高校ラグビー大会写真&ポスター展」では、ジェイスポーツのスチール撮影フォトグラファーとして国内外のラグビーやプロ・アマ野球を中心に撮影を行う井田新輔さんが撮影した高校ラグビー大会の写真約100点を展示。第85回から第100回の準決勝以上の写真の中から、「One for all, All for one」「トライ」「ラグビーのある風景」「優勝と歓喜」の4つのテーマに沿って写真を選んだ。

 1918(大正7)年に始まった全国高校ラグビー大会は、豊中グラウンドや宝塚球場、甲子園球場などでの開催を経て、第42回大会から花園ラグビー場での開催となった。同展では、花園ラグビー場が初めて会場となった第42回大会などのポスター28枚を展示。第42回から第57回大会までのポスターは写真がモノクロで、第81回から第83回大会まではラグビーボールをモチーフにしたグラフィックデザイン、第84回大会からは再び写真を用いたデザインとなっている。第92回大会からは「花園から世界へ」というキャッチコピーが採用されており、ポスターデザインの変遷をたどることができる。会場内では第100回大会の映像を上映。改修前の花園ラグビー場にあった観客席に座って見ることができる。

 第3展示室と1階常設スペース、2階ロビーでは、各大学の専門分野から東大阪の魅力を探って発信する「3大学×東大阪市民美術センター連携プロジェクト」の企画展を開催。大阪樟蔭女子大学(菱屋西4)は、ラグビーワールドカップ2019を記念して化粧ファッション学科の学生が制作したラグビードレスと、日本代表ジャージーやラグビーボールをイメージしてデザインしたキャンドルホルダーを展示する。

 近畿大学(小若江3)は、マツダ紙工業(衣摺5)から提供された段ボール素材を使い、高さ3メートルのクリスマスツリーを製作し、2階ロビーに展示。12月11日・12日・18日には、工作キットを使ってクリスマスツリーを作るワークショップを開く。ワークショップの開催時間は各日11時~12時、14時~15時。参加費500円。要事前申し込み。大阪商業大学(御厨栄町4)は、水車を中心とした東大阪の産業を紹介する資料を1階常設スペースに展示する。

 同館センター長の小林亮介さんは「高校ラグビーの写真は選手の躍動感が伝わるものを選んだ。ポスターは一度にこれだけ並ぶことはない。今年は大学の展示もあるので、東大阪にこんなことがあると知ってもらえたら」と話す。

 開館時間は10時~17時(12月17日は20時まで)。12月13日・20日・29日・31日、1月2日休館。入場無料。来年1月9日まで。

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