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東大阪市役所に「東大阪ブランド」認定製品展示 「釣り」テーマに4社5製品

(左から)面本研磨の面本孝志社長、ミヤマエの宮前昭宏社長、東大阪市マスコットキャラクター「トライくん」

(左から)面本研磨の面本孝志社長、ミヤマエの宮前昭宏社長、東大阪市マスコットキャラクター「トライくん」

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 東大阪市役所1階ロビーで現在、「釣り」をテーマにした東大阪ブランド認定製品の展示を行っている。

面本研磨のイカ釣り用浮きスッテとタングステンイカ釣り用おもりスッテ

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 「東大阪ブランド」は、東大阪市内の企業が作った優れた製品を市長が認定する地域ブランドで、毎年度2回、製品を募集。4月時点で95社165製品が認定を受けている。東大阪市役所1階ロビーでは2021年4月から2台のケースで認定製品を展示し、今年6月からは、季節に合わせた展示をエスカレーター横のスペースでも行っている。

 6月のアンブレラアートに続く第2弾の展示は、暑い夏に少しでも楽しい気分を味わってもらおうと、「釣り」をテーマに4社5製品を展示する。

 超硬素材の円筒研磨加工を行う「面本(おももと)研磨」(東大阪市喜里川町)は、おもり2製品を展示。タングステンのおもりは鉛より比重が重く、沈むスピードも速いのが特徴で、鉛と比べて価格が高い。オリジナルのマストジグを開発し、おもりを自由に組み合わせてさまざまな魚種に対応できるようにすることでトータルコストを抑えられるようにした。タングステンのおもりは10グラムから300グラムまで12種類そろえる。イカ釣り用の浮きスッテは、色の組み合わせをカスタマイズできるようにした。

 押出成形・射出成形で販促物のパーツなどを生産する「東具PLAS」(稲田新町2)は、好みの長さに切って使うワーム「きしめんワーム」を展示。しなやかな動きにするため0.2ミリの薄さとし、柔らかくよく伸びる素材で切れにくい。

 トイガンパーツメーカーとして設立し、2007(平成19)年に釣り具ブランド「DRESS」を立ち上げた「ライラクス」(荒本新町)は、釣り上げた魚を安全に持ち上げられるフィッシュグリップ「DRESS GRASPER」を展示。折りたたみ式で、クローズ・オープンどちらの状態でも魚をつかむことができる。

 1967(昭和42)年に世界初の電動スピニングリールを開発した「ミヤマエ」(荒本1)は、マグロ釣り専用リール「COMMAND Z-20 マグロ SPECIAL」を展示。漁師やプロ向けの電動リールを作り続けてきた同社がマグロ釣り用に開発した製品で、マグロの動きに合わせて糸を出したり巻き上げたりする機能があるのが特徴。300キロ級のクロマグロにも対応する。

 ミヤマエの宮前昭宏社長は「東大阪ブランドの認定をきっかけに、今回展示している4社でコラボ商品作りの話も進んでいる。海に面していない東大阪で、釣り好きの人たちが趣向を凝らしてオリジナル製品を作り、まさに『ものづくりのまち』を実践しているので、市役所にお越しの際は立ち寄ってほしい」と話す。

 8月29日まで。

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