瓢箪山イルミネーション点灯式が11月13日、近鉄奈良線瓢箪山駅前のせせらぎ広場で行われた。
コロナ禍で沈んでいた街を明るく盛り上げようと2020年、「Go To商店街」キャンペーンの一環として始まった瓢箪山イルミネーション。瓢箪山中央商店街振興組合、ジンジャモール瓢箪山振興組合、瓢箪山駅前東商店会と有志で構成する瓢箪山活性化委員会が運営し、今年で5回目を迎える。
高さ12メートルのアーケードには光のカーテンと雪の結晶をイメージしたイルミネーションを施し、ひょうたん池には高さ約3メートルのツリーを設置。せせらぎ川の水面には青色のLED電球をちりばめた。昨年よりバージョンアップし、店舗側通路や植え込み部分、ベンチ下などにも装飾を施した。
イルミネーションを製作したカワデンの川口育男さんは「今年はひょうたん池を船に見立て、その上にツリーが立っているイメージで装飾した。LED電球は約15万球に増やした。昨年よりも立体感を出し、きらびやかになるようにしている」と自信を見せる。
点灯式には、サンロード瓢箪山商店街のマスコットキャラクター「ひょうたクン」、ジンジャモール瓢箪山の「ひょこタン」が駆け付けた。集まった人々と共にカウントダウンを行い、2体が手に持った棒を振り上げるとイルミネーションが点灯した。広場ではその後、思い思いの場所で撮影を楽しむ人の姿が見られた。
瓢箪山活性化委員会委員長の大東聖弘さんは「昨年までは通路や店舗前が暗かったが、今年は全体的に明るくなって華やかな感じ。川を流れるイルミネーションは瓢箪山ならでは。瓢箪山の冬の風物詩を見に来てほしい」と話す。
大阪府や市などで構成する大阪・光の饗宴実行委員会は、大阪府内でまちづくりやエリア活性化に取り組む団体が行う、各地域の魅力が感じられる個性豊かな光のプログラムを「エリアプログラム」に選定。瓢箪山イルミネーションは今回も、東大阪市内で唯一エリアプログラムに選ばれている。
点灯時間は17時30分~終電。来年1月15日ごろまで。