大阪学生通訳ガイド団体 Crop-up(クロップアップ)が11月20日と12月4日、国際交流イベント「日本人の一日 東大阪下町文化編」を開催する。
立命館大学経済学部経済戦略学科3回生の広岡香月さんが共同代表を務める同団体。広岡さんは東大阪の出身で、「東大阪は若者が少なく、自分自身楽しい経験がない。訪日外国人と交流しながら東大阪をグローバルな街にしたい」と思い、京都の学生ボランティアガイドクラブ「Good Samaritan Club」で活動する学生と出会ったことがきっかけで、「大阪にも観光団体をつくろう」と2015年1月に同団体を創設した。
当初は13人が集まり、留学生を対象に難波や布施の観光ツアーを企画。イベントを不定期で開催していたが、イベント運営を苦手とするメンバーや留学するメンバーが出てきたことから、一度解散。新たにメンバーを募り、立命館大学、近畿大学、大阪外国語大学の学生6人で今年4月に再編成した。
今年の前半は、食品サンプル製作体験や花見パーティー、京都の団体とのコラボピクニックなどを開催。ゲストハウスに宿泊する訪日外国人とたこ焼きパーティーをしたり、留学生向けに和食体験なども開いたりしている。
今回のツアーは旅行会社「日本スローツーリズム協会」との共催イベントで、大阪駅で集合して布施に移動し、東大阪の金属加工会社から出たスクラップを活用した写真立て作りを行った後、銭湯を体験。その後、参加者と共に鍋を作り、こたつに入って鍋と日本酒を楽しむ内容とした。
広岡さんは「国際交流の場にしたいので、東大阪の人にも参加してもらいたい。昭和を感じられる内容なので、在留外国人や平成生まれの若い世代の人も参加してもらえれば」と呼び掛ける。
開催時間は各日とも15時~21時。参加費は3,000円。定員は15人。申し込み方法はフェイスブックページで確認できる。