近鉄奈良線・河内小阪駅周辺で7月25日、「小阪わいわい夜市」が開催された。
今年で22回目の開催を迎えた同イベントは、駅南側のスカイドーム小阪、サザンモール小阪、サンロード小阪、さいわい通り商店街が合同で開催。アーケードには飲食屋台や縁日屋台が並び、商店街が多くの家族連れで埋め尽くされた。
今年は、駅周辺の商店街らで構成する「小阪わいわい協議会」が親子でにぎわう商店街を作る取り組み「キッズファースト商店街」の事業として、「一日子ども店長」を実施。小学4年~6年の児童を対象に、夜市の準備から接客までの業務を体験できるイベントとした。
「一日店長」らは15時30分に集合し、そろいのエプロンを着用してそれぞれの持ち場に移動。「スーパーボールすくい」「ヨーヨーつり」「金魚すくい」などの縁日に分かれ、ヨーヨーを作ったり、金魚を水槽に移したりするなど準備を始めた。夜市が始まり同年代の子どもらが遊びに来ると、最初は緊張気味でおとなしかった「店長」らも呼び込みをしたり道具を渡したり、「頑張って」と声を掛けるなどし、テキパキと「仕事」に励んでいた。
同イベントには、大阪樟蔭女子大学の小阪商店街を活性化するプロジェクト「KSK10」のメンバーも参加。同大の創設者が材木商だったことにちなんで木片に描かれたイラストに色を付けるワークショップを開き、多くの子どもたちでにぎわった。
金魚すくいを担当した小学4年生の西本英翔くんは、「いっぱい来てくれてうれしい。渡す金魚を袋に入れるのが難しかった」と振り返り、来場者とコミュニケーションを取りながら楽しそうに業務に当たっていた。