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大阪樟蔭女子大生が「ラグビー」テーマにドレス制作 9月展示に向け最終調整

ドレスを手掛ける大阪樟蔭女子大学化粧ファッション学科ファッション学専攻の学生

ドレスを手掛ける大阪樟蔭女子大学化粧ファッション学科ファッション学専攻の学生

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 大阪樟蔭女子大学(東大阪市菱屋西4)の学生16人が現在、ラグビーをテーマにしたドレス2体の制作に取り組んでいる。

学生が描いたデザイン画

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 9月に開館する東大阪市文化創造館(御厨南2)では、学生の活動や実践の機会の提供、地域とのつながりやにぎわいの創出、将来の文化芸術を担う人材の育成のため、市内の4大学と連携事業を展開。これまでプレイベントとして、近畿大学吹奏楽部と市内中学校吹奏楽部の合同コンサートや同大学文芸学部との演劇ワークショップを行ってきた。

 ドレス制作は、同館のオープニング事業「文化と学生のまちコラボ事業」の一環で、大阪樟蔭女子大学化粧ファッション学科ファッション学専攻の3年生16人が担当。構成学研究室と生活デザイン研究室の合同ゼミで、「ラグビーワールドカップ2019日本大会が開かれる『ラグビーのまち』をアピールする手伝いができれば」と取り組んでいる。

 5月には、生活デザイン研究室の学生8人がデザイン画を作成し、全員でどのドレスを制作するかディスカッションし、それぞれの要素を組み合わせて2案にまとめた。杉田慶子教授は「ラグビーの力強いパワーを、真逆のエレガントなドレスで表現するのが難しい」と話す。1体は、ブルーをメインカラーとしたプリンセスラインのボリュームあるシルエットのドレスで和の要素を取り入れたデザイン、もう1体は赤色のスレンダーなシルエットでラグビーボールを連想させる革素材と形態を取り入れた。6月から生地選びや型紙パターンの制作に掛かり、7月から全員で縫製作業を行っている。

 型紙のカットや赤いドレスの表地の縫製などを担当した構成学研究室の畑本桃果さんは「大きなものを作るので後からずれないように気を付けた。チュールが何層にもなっているのを寄せて形を整えるのが難しかった」と振り返る。青いドレスの裁断や組み立てを担当した同ゼミの櫻井七海さんは「組み立てて見ると思っていたのと違う部分がありデザインを変更してやり直した。素材感の違いや細かい部分の装飾などを見てほしい」と笑顔を見せる。

 赤いドレスのベースデザインを考案した生活デザイン研究室の竹鼻里緒奈さんは「最初は赤は考えていなかったが、日本代表のユニホームと力強いイメージで赤にした。肩の辺りで強い感じ、腰の装飾でラグビーボールに見えるようデザインで分かりやすく表現した」などと話していた。

 制作したドレスは9月23日~10月14日、昨年の2年生と3年生が制作したドレス8体と共に東大阪市文化創造館1階ロビーイベントスペースに展示する。同学科では現在、同館のスタッフが着用するユニホームのデザインも手掛ている。

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