アサヒビール(東京都墨田区)が8月27日、「アサヒスーパードライ『ラグビーのまち東大阪ラベル』」の再販売を始める。
「アサヒスーパードライ」のロゴマークの下に市花園ラグビー場の格子状の正面ゲートをイメージしたデザインと「HANAZONO RUGBY STADIUM」の文字を入れた同商品。昨年12月に東大阪市を中心とした近畿圏で中びん約4万本、350ミリリットル缶約5万4000本を販売し、ほぼ完売した。
同社では、「ラグビーのまち東大阪」の推進費用や花園ラグビー場の改修費用に充ててもらおうと、同商品の売り上げ1本につき1円を市に寄付することをラベルに記載。8月22日、昨年販売分の寄付金9万4,092円を「ラグビーのまち東大阪基金」に寄付した。
寄付贈呈式では野田義和東大阪市長が「寄付もうれしいが花園の名前が出るのがうれしい」と話し、同社大阪統括支社長の梅垣幸嗣さんは「東大阪の飲食業の組合にはよくしてもらった。苦しい時からお世話になっている」と話した。
東大阪市内ではラグビーワールドカップが開幕する9月20日から1カ月間、160店以上の飲食店が500円のバルメニューを用意する「東大阪ラグビーバル」が開かれる予定で、「試合会場は別のスポンサーがいるが、会場の外で盛り上がると思う。アサヒビールでラグビーを盛り上げてもらえれば」と野田市長。梅垣さんは「海外の人にもわかりやすいPOPなどを作っている」と言い、訪日客に向け準備している様子をうかがわせた。
今回のラベルは、前回同様のデザインにラグビーボールを加え分かりやすくした。中びん(500ミリリットル)のみで、飲食店などに向け約6万4000本を販売する予定。販売期間は9月中旬ごろまで(予定数なくなり次第終了)。