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東大阪市とAirbnbが事業連携 ラグビーW杯開催時の「イベント民泊」で

ラグビーワールドカップ2019日本大会で4試合が行われる市花園ラグビー場

ラグビーワールドカップ2019日本大会で4試合が行われる市花園ラグビー場

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 東大阪市と米・民泊仲介大手の「Airbnb(エアビーアンドビー)」が8月23日、国際スポーツイベントを契機とした観光振興に関する事業の実施に関する覚書を締結した。

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 ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催地の一つになっている東大阪市では、大会期間中の宿泊施設の不足が予想されることから、自宅の空き部屋を提供する「イベント民泊」の実施を決定。イベント民泊は、多くの人が集まるイベント開催時に自治体などが地域内の自宅提供を募り、要件を満たした人に自宅の提供を要請する制度で、旅館業法に基づく営業許可がなくても宿泊サービスを提供できる。市では花園ラグビー場で試合のある4日間とそれぞれの前日と翌日、計12日でイベント民泊を行い、8月30日まで自宅提供者を募集している。

 東大阪市ではラグビーワールドカップ開催期間に合わせ、東大阪市内の歴史や文化、ものづくり、スポーツなどを体験できる「ひがしおおさか体感まち博2019」(9月13日~11月4日)や、162の飲食店が500円のバルメニューを提供する「東大阪ラグビーバル」(9月20日~10月20日)、ものづくりの技術を発信する「東大阪産業フェア2019」(9月20日~11月2日)を企画しており、イベント民泊の実施で、よりゆっくりと地域滞在を楽しんでもらう狙い。

 Airbnbは、国内の自治体とは2016(平成28)年10月に釜石市と初めて観光促進に関する覚書を締結し、イベント民泊では、東大阪市、釜石市、千葉市、熊本県、大分県と連携。自宅提供者に対し、サイトへの掲載や受け入れに関するサポートを行う。東大阪市との連携では、直近のラグビーワールドカップが対象とイベントとなっているが、今後、ラグビー以外の国際スポーツイベントも視野に連携を深めたいとしている。

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