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東大阪・石切で古着の染め直し体験 持ち込んだ衣類や帽子を黒色に

染色機に染料を入れる様子

染色機に染料を入れる様子

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 染色・クリーニングなど繊維加工を手掛ける「福井プレス」(東大阪市西石切町6)で10月27日、個人を対象とした衣類の染め直し・染め替え体験が行われた。

黒く染め直した帽子とパンツ

 1938(昭和13)年、クリーニング工場として創業した同社。3代目の福井伸社長が実家のクリーニング工場に戻った2003(平成15)年に、アパレルメーカーのサンプル品など小ロットの染色加工を始めた。

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 その後、個人から染め直しや別の色への染め替えができないかと問い合わせが入るようになり、2010(平成22)年に個人向けの衣類染め直しサービス「染め直し屋」(TEL 072-986-9295)の運営を開始。ウェブやSNSで注文を受け付け、衣類を発送してもらう方法で注文を受けていたが、今年2月、持ち込みもできるよう工場の近くに店舗を構えた。

 染め直し体験は、東大阪ツーリズム振興機構(荒本北1)が主催する体験型観光プログラムイベント「ひがしおおさか体感まち博2019」の一つとして企画したもので、綿または麻の衣類を持ち込み黒く染め直すプログラム。当日は2人が参加し、黒とネイビーのシャツ、ベージュのパンツと帽子が持ち込まれた。

 プログラムでは反応染料と工程についての説明を受け、その後は工場へと移動。最初に染めるものを洗浄し、染料を湯で溶かす作業を行った後、工業用の塩とアルカリ剤を溶かす作業を参加者とともに行った。機械で染色する間には反物を染める機械やドライクリーニングの機械など、解説を受けながら工場を見学した。

 シャツを持ち込んだ東大阪市内在住の女性は「しまいこんでいた洋服を新品のように蘇らせることができて満足。実用的なリサイクルなので知人にも紹介したいと思った。市内にこのようなお店があることを知ることができて良かった」と話す。

 福井社長は「感光顔料や絞り染め、コーヒーを焙煎(ばいせん)した時に出る薄皮のチャフを使った染めの体験なども今後一般向けに開催し、染め直しができるということを知ってもらいたい」と意欲を見せる。

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