近鉄奈良線・河内花園駅周辺の商店街で11月30日、各店が100円商品を販売する「第15回 花園・百円笑店街」が開かれた。
駅北側の花園商店会、パザパはなぞの店舗会、南側の花園本町商店会で構成する花園地区商業団体連絡会が主催する同イベント。各商店街で食品や日用品、雑貨などを100円で販売したほか、飲食店では100円メニューを提供。縁日屋台なども出店し、朝から多くの人でにぎわった。
午後からは、東大阪市内にある商店街のイベントにラグビー選手を派遣する市の事業「ラグビー選手が商店街にやってきた!!」の一環として、ジャパンラグビートップチャレンジリーグの近鉄ライナーズからHO中村彰選手、CTB井波健太郎選手、PR田中健太選手、SH佐原慧大選手が来場。選手指導の下、パネルの穴に向けてボールを投げるパスターゲットやゴールキックを子どもたちが体験した。
その後行われたトークショーで、商店街について聞かれた田中選手は「和横丁に晩ごはんを食べに行く」と答え、井波選手も「昼ごはんを食べに来る」と回答。昨年移籍してきた中村選手は「いろいろ移籍してきたが東大阪はラグビーが愛されていてやりやすい。聖地花園で試合ができるのは本望」と会場を沸かせた。
ラグビーについて、佐原選手は「ラグビーは体の大きい人、小さい人、どんな人でもでき世界に通用する」、田中選手は「ラグビーを通して学べることがある。15人でするスポーツで、人とのコミュニケーションを取るために話をするなど協調性が学べるのでいいスポーツ」、井波選手は「前に投げてはいけない、後ろに投げて自分を犠牲にしてプレーを進めるチームプレーがいい部分」、中村選手は「体を張って仲間のためにプレーするスポーツ」と魅力を発信し、「12月15日、1月11日に長居で試合があるので足を運んでほしい」と呼び掛けた。会場ではサインや写真撮影を求める人が列を作り、盛り上がりを見せた。
トークショーの後には、近鉄ライナーズの選手も参加する綱引き大会が行われ、約50人の子どもに選手4人を含む大人6人が挑み、2勝1敗で子どもチームが勝利した。会場では、親子漫才コンビ「しょうせいとパパ」の漫才が行われ、会場を巻き込んだトークで笑いを届けた。
同連絡会では来年1月12日、英田公民館南分室(東大阪市吉田1)で地域寄席「花園笑亭」を開く。