NPO法人「おまけ文化の会」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-2545)が現在、「第11回サブローごまデザインコンテスト」の作品を募集している。
近鉄奈良線・八戸ノ里駅近くの「宮本順三記念館 豆玩舎ZUNZO(おまけやズンゾ)」の運営支援を目的に、さまざまな文化活動を行う同団体。理事長で、折る刃式カッターを製造する「オルファ」創業兄弟の一人である岡田三朗さんが、「作ることの大切さを伝えたい」との宮本さんの思いに共感し、「(宮本さんがデザインしていた)グリコのおまけにコマが多かったのでコマを作ろう」と、「サブローごま」を考案した。
サブローごまはビー玉と厚紙を組み合わせたもので、デザイン面が広く、絵を描いたり立体造形物で装飾したりするなど、自由にデザインできるのが特徴。テーマ部門と自由部門の2部門で作品を募集し、「遊ぶ・PLAY」をテーマにした昨年は2部門合わせて320作品が集まった。昨年の入賞者は3~77歳と幅広く、ボストンチルドレンズミュージアムを訪れた児童など、毎年海外からの応募もある。
今年は「海」をテーマにするテーマ部門と自由部門で作品を募集。応募にはコンテスト用コマの費用を含む300円が必要で、同館への持ち込みと郵送で受け付ける。12月7日には東大阪市文化創造館(御厨南2)、来年1月13日には旧河澄家(日下町7)、同26日にはドリーム21(松原南2)でサブローごまを作るワークショップを開き、会場で応募を受け付ける。12月5日現在、地元の児童のほか、岩手県大槌町や東京、松山市などから63点の作品が集まっている。
同館の磯田武士さんは「デジタルが多い中、アナログなのが面白く、バリアフリーで作れるおもちゃ。学生などは『そう来たか』というアイデアをぶつけてきてくれるので届くのが楽しみ」と話す。
開館時間は10時~17時。月曜と12月15日・25日は休館。郵送、持ち込みでの応募は来年1月19日まで。