近鉄けいはんな線・荒本駅近くの「中華そば九兵衛本店」(東大阪市荒本北2、TEL 080-3104-1497)が4月6日、テークアウト商品の販売を始めた。
長田と荒本で2店舗を構える同店。荒本の店舗は1月29日、「麺屋TRY」から「中華そば九兵衛本店」にリニューアルした。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、店舗ではドアの開放や席を空けての案内、アルコール消毒液の設置などの対策を取って営業しているが、「3月までは並んで待っていただく状態だったが、4月に入りピタッと客足が止まった」と店主の小野寺幹さん。「この状況はいろんなことをやっていくチャンス。この機会にやろうと思っていたことをやろう」と、テークアウト商品を開発した。
最初に販売したのは「持ち帰り中華そば2人前」(1セット1,200円、2セット2,000円)。スープと麺は店で提供する中華そばと同じで、チャーシューは店内メニューでは国産豚肩ロースのレアチャーシューだが、持ち帰り用はバラ肉のチャーシューとした。メンマ、ネギもセットにし、作り方を書いた紙を添える。「麺はほぐれやすいので簡単にできるが、お湯の量を多めにしてゆでてほしい。チャーシューはバーナーがあれば一番いいが、トースターやフライパンで焼いてもおいしく食べられる」と小野寺さん。賞味期限は冷蔵保存で2日間。
4月8日からは肉めし(500円)の持ち帰りも始めた。卵ありは600円。荒本本店ではこれまでランチタイムと夜の営業としていたが、11日から11時~20時の通し営業に変更。13日には、まぜそば(700円)、辛まぜそば(700円、荒本本店のみ)の販売を持ち帰り限定で始めた。まぜそばと辛まぜそばにはそれぞれ少量のご飯を付ける。調理不要。予約可。
小野寺さんは「夜のお客さんが減っているがアルバイトの給料も払えなくなるので通し営業にし、収束した時にまた採用するのは難しいのでスタッフを減らさずに営業している。なるようにしかならないので合わせてやっていく」と話す。
営業時間は、荒本本店=11時~20時、長田店=11時~14時。長田店は土曜・日曜・祝日定休。