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ガレージ東大阪が「クラフトマンスクール」開設へ クラウドファンド支援者募集

工作機械が並ぶGarageHigashiosaka

工作機械が並ぶGarageHigashiosaka

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 「GarageHigashiosaka(ガレージ東大阪)」(東大阪市御厨2)が5月22日、町工場の職人から気軽に技術を学べる「Craftsman school(クラフトマンスクール)」開設に向け支援者を募集している。

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 ガレージ東大阪は、ものづくり企業のコンサルや企画運用を手掛けるMACHICOCOが運営する施設。町工場同士の交流会「TECH BAR」や修学旅行生向けの鋳造ワークショップ、小学生向けの夏休みものづくり講座、町工場ツアーなど、企業や職人をつなぐ活動や、次世代向けのものづくり体験事業などの活動を行ってきた。

 同社では、施設内にフライス盤や旋盤、ショットブラスト装置など金属加工のできるマシンを備えたものづくりレンタルスペース「創るラボ」を4月にリニューアルオープンし、現役職人から現場で技術を学ぶ「ガチ技講座」、子ども向けの「放課後モノづくり教室」をスタートする予定だったが、新型コロナウイルスの影響によりイベントの開催ができなくなったため、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を活用して町工場の技術者と共に、現役技術者から気軽に技術を学ぶことができるクラフトマンスクールプロジェクトを進めることにした。

 同プロジェクトのスクールでは、老若男女問わずものづくりに興味を持つ人向けの「町工場ツアー」、児童向けの月謝制の習い事「放課後モノづくり教室」、製造業の現場に携わる設計者や現場従事者向けの単発講座「ガチ技講座」の3つの教室を開き、製造業で課題とされている人材不足、技能継承の解決へとつなぐ、ものづくりの入り口を作ることを目的としている。現在、東大阪を中心に8社のパートナー企業があり、ガチ技講座はパートナー企業の工場で、放課後モノづくり教室は創るラボで開催する予定。

 クラウドファンディングのリターン品には、小学生対象の「放課後モノづくり教室」体験参加券や、「ガチ技講座」先行体験参加券、町工場見学参加券などを用意する。集まった資金は、講座用の教材や販促物の制作、受講受付システム構築などに充てられる。目標金額は100万円。

 戸屋加代社長は「ものづくりの現場は『3K』というイメージがあるが、楽しい、頼もしい、テンションが上がる『3T』が町工場。ものづくりの世界を知ってもらいたいとクラフトマンスクールを作ろうと考え、ものづくり産業の活性につなげたいと思っているので応援してほしい」と呼び掛ける。

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