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東大阪・旧河澄家で「昔の道具展」 江戸時代の蔵で所蔵品100点公開

蔵での展示の様子

蔵での展示の様子

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 東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で5月23日、企画展「昔の道具展」が始まった。

庄屋の暮らしの道具

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため3月2日から臨時休館していた同館。緊急事態宣言の解除に伴い、人数を制限しての入場、マスク着用、アルコール消毒の対策をし再開した。

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 土蔵は5メートル×11メートル、切妻造りの2階建てで、外側と内側に白漆喰(しっくい)が塗られており窓は6カ所。外からの光を最小限に抑える工夫がされている。蔵の公開は今回で3回目。

 同展では、河澄家の所蔵の品、約1200点のうち約100点を展示。今年は、河内地方の農村の生業、暮らしの道具をメインに展示する。

 日下村の庄屋を代々務めた河澄家では、領主に年貢米を納めたり仕事として農作業に励んだりしていたことから、米箱や升、田げた、穂こぎなど米に関する道具を展示。河内木綿に関する道具では、座繰り(ざぐり)や糸繰枠、筬(おさ)などが並ぶ。米や綿などのほか、菜種や麦などの栽培に使った道具も展示する。

 庄屋の役割として年貢の納入のほか、村人の健康管理などを行っていたことから、薬剤を砕く薬研(やげん)や薬の広告の版木、薬だんすなど、薬に関する道具も多い。暮らしの道具では、祝いの席で使う膳やわん、重箱や弁当箱など、庄屋らしい華やかな品を選んだ。

 体験コーナーでは、わら打ち体験や当時のあかりの明るさを知ってもらうちょうちんに黒い布をかぶせた箱、火のしを展示。

 学芸員の川崎有里紗さんは「昔の道具を見て、体験を通して昔の農民の暮らしについて考えてもらえたら。これまで年配の懐かしんでいる人の見学が多かったが、若い人にもこんなものが残っている場所があると興味を持ってもらいたい」と話す。

 6月7日13時~15時は、主屋と蔵の見学、石臼ひきや綿繰り、火打ち石などの体験会を行う。定員20人、参加無料。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館(祝日の場合は翌日)。9月27日まで。

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