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東大阪・瓢箪山からシンガー・ソングライター若林美樹さんライブ配信 商店街が応援

若林美樹さん(写真右)と渡辺明日香さん(同左)

若林美樹さん(写真右)と渡辺明日香さん(同左)

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 シンガー・ソングライターの若林美樹さんのライブ「10畳1間 月光祭」が6月17日、近鉄奈良線・瓢箪山駅近くで行われ、フェイスブックでライブ配信された。

リハーサルの様子

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 2018(平成30)年12月に発売された若林さんのラグビー応援ソング第2弾「Go for the GOLD」のミュージックビデオの撮影の一部が駅北側の商店街「サンロード瓢箪山」で行われ、店主らが出演したことをきっかけに、若林さんは翌年5月のイベント「瓢箪山フェスティバル」、11月の「瓢箪山音楽祭」に出演。以来、若林さんが駅南側の商店街「ジンジャモール瓢箪山」のマスコットキャラクター・ひょこタンをモチーフに作詞作曲を手掛けた「ひょこタン音頭」を自ら歌うほか、サンロード瓢箪山のアーケード内で毎日若林さんの楽曲7曲を流し、市内で行われるライブには店主らが駆けつけるなど交流を深めている。

 若林さんはこれまで、1カ月当たり15本~20本のライブを行っていたが、新型コロナウイルス感染症拡大による自粛要請で3月は半分になり、3月下旬にライブして以降、ライブハウスでの活動は無くなったという。若林さんは「自粛期間中、最初はやり方を忘れていたが機材をそろえて久しぶりに家でツイキャスをやり始めた。アイテムの課金や、グッズ、CDを通販で買ってもらえたことで生き延びることができた。音楽を続ける気力になった」と振り返る。

 約2週間前、商店街内に少人数のライブを行ったりライブ配信をしたりできるスペースが完成し、会場を見学したという若林さん。サンロード瓢箪山の西仲則夫さんは「瓢箪山で若林さんを応援することに意味がある。最初は限られた人数でシークレットライブを開こうと思っていたが、配信ライブで多くの人に見てもらおうと、サンロード瓢箪山のフェイスブックページでライブ配信を行うことが決まった」と話す。

 ライブ当日は、ピアニストの渡辺明日香さんと共に出演。若林さんはライブの場を用意した瓢箪山の商店街の人に感謝の言葉を述べ、「東大阪で応援ソングを歌うことで恩返しさせてもらえたら」と、アンコールを含む8曲を披露した。

 若林さんは「ライブでの生演奏も大切にしながら、配信の可能性も見えたのでそういうものも取り入れながら、困っている人や心弱っている人の支えになれるように頑張っていきたい」と意気込む。6月27日は15時から、「炭火焼鳥 吉鳥」長瀬駅前店(東大阪市菱屋西1)で入場無料のチャリティーライブを行い、集まった募金は東大阪市に寄付する。

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