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ドクターズファーマシー、東大阪市と市内学校にマスク20万枚寄贈

マスクを寄贈したドクターズファーマシーの藤澤英義社長(写真左)と野田義和東大阪市長

マスクを寄贈したドクターズファーマシーの藤澤英義社長(写真左)と野田義和東大阪市長

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 ドクターズファーマシー(東大阪市永和1)が東大阪市と市内学校に寄贈したマスク20万枚の寄贈式が6月18日、東大阪市役所で行われた。

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 医療従事者向けの海外医薬品の情報提供と、サプリメントや化粧品の製造販売を手掛ける同社。藤澤英義社長は、市立池島小学校、池島中学校(現・市立義務教育学校池島学園)、日新高校の出身。18歳まで東大阪市内で過ごし、仕事で海外に行くきっかけがあり「人の役に立つ仕事ができれば」と海外で創業。9年前に日本に戻り、東大阪に拠点を構えた。

 藤澤社長は「マスクが足りなくなることはないと思ったが、手に入らなくなり必要になることがあるかもしれない」と、普段は取り扱いのないマスクの製造を海外企業に依頼し、輸入。市に10万枚、池島学園に5万枚、日新高校に5万枚を寄贈し、生徒1人につき50枚入り1箱のマスクが配布された。市に寄贈したマスクは、市内の幼稚園、こども園、小学校、中学校、義務教育学校に配布。残りは教育委員会と各学校で保管するという。

 野田義和東大阪市長は「マスクは出回っているがまだ単価が高く、数の制限もあるのでありがたい。子どもたちも自分の学校の先輩が支援してくれたことを誇りに思っていると思う」と話す。

 藤澤社長は「市に介護や教育現場で使ってほしいと寄贈した。生徒たちはこのコロナ禍の中でいろいろな制約があり、勉強や部活ができなかったりすると思うが、その空いた時間で何か普段できなかったことをするなど、将来に向かって時間を使ってほしい。マイナス面が多いと思うが、プラスに換えて頑張ってもらいたい」と、母校の生徒にメッセージを送った。

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