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大阪樟蔭女子大学と「大安」、コラボ商品第2弾 外国人ターゲットに漬物開発

開発担当者との打ち合わせの様子

開発担当者との打ち合わせの様子

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 大阪樟蔭女子大学(東大阪市菱屋西4)健康栄養学部健康栄養学科の学生と京漬物の老舗会社「大安」(京都市左京区)が外国人をターゲットに開発した「きざみピクルス」が9月23日から、大安直営店と公式通販サイトで販売されている。

「きざみピクルス」3商品

 企業との連携講座「プロジェクト型インターンシップ」の一環として、管理栄養士・栄養士を目指す学生18人が参加し、大安から与えられた「漬物の健康・美容をアピールすること」をテーマに商品開発に挑戦した。昨年4月から、高齢者層、若年層、外国人層をターゲットに3グループに分かれて漬物業界の市場動向を学び、調査や試作を繰り返しながら商品化に取り組んだ。今年6月には、高齢者層をターゲットにした「ごんぼまめ」、若年層向けの「からふる ぷらす」の2商品の販売を開始。好評を得ているという。

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 第2弾商品は、漬物をあまり知らない人や外国人をターゲットに据えた商品で、キュウリ、たくあん、ゴボウなどの和食材に、みそを混ぜ込んだ「きざみピクルス」。既存商品「青しそ胡瓜(きゅうり)」を刻んで白みそに混ぜ込んだ「味噌(みそ)胡瓜」、「黄金沢庵(たくあん)」を刻んでユズみそに混ぜ込んだ「ゆず味噌沢庵」、「あさごぼう」を刻んでユズみそに混ぜ込んだ「ゆず味噌ごぼう」の3種類を開発した。価格は各540円。食感を残しながら細かく刻んだ素材にみそを混ぜ込み、ディップソースとしての活用も想定しているという。

 開発に携わった健康栄養学科4年生の王子谷桃果さんは「面白いと思ったアイデアでも、実際に商品にするには、見た目、味、コスト、製造ラインなど多角的に考えなければならず苦労した」、同4年生の矢野唯花さんは「外国人の食生活にも合うようなお漬物を目指し、抵抗をなくせるような工夫をした。うまくいかないこともあり悔しさもあったが、自分たちのアイデアが形になった時のうれしさはその何倍にもなって返ってきた」と振り返る。

 同社スタッフは「開発やマーケティングなどで自分自身が今までの経験から決め付けていた部分が少なからずあったことに気付き、良い刺激を受けた。学生たちは問題に直面しても何度も試作を繰り返すことで分かることがあると気付いてくれ、最後まで諦めずに商品を完成させてくれた」と話す。

 同商品は約1年間の販売を予定する。

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