ものづくり企業のコンサルや企画運用を手掛ける「MACHICOCO(マチココ)」(東大阪市御厨2)が現在、指定のコマをカスタマイズして回る長さを競う小学生向けのバトルイベント「第3回 ネットでコマ大戦」の出場者を募集している。
全国の中小製造業が自社の技術を集結して作成したコマを持ち寄ってケンカゴマで対決し、優勝したチームは出場した全企業のコマを「総取り」できる「全日本製造業コマ大戦」で優勝した実績のあるシオン(岐阜県美濃市)と共に、小学生が自分で研究し、普段出会うことのないものづくりのプロに相談することで、ものづくりの楽しさや技術への興味を持ってもらうおうと開催する同イベント。昨年5月の外出自粛要請期間中に、子どもたちが自宅で楽しむことができるイベントとして第1回を開催した。
使用するコマはシオンが企画・製造した「LAYER SPINING TOP」で、1本のアルミの軸と真ちゅう、銅、ステンレスと、重さの異なる3つのリングを組み合わせて作るもの。飛行機の部品を作る機械で作った精密コマで、3つのパーツを付ける順番や高さで回り方が変わり、回す技術だけでなく、長く回る組み合わせを考える必要がある。
今回は3回目で「3回連続で出場している小学生もいる」と、MACHICOCOの戸屋加代社長。今回からキット以外の素材を付けるなどのアレンジも可能(保護者の作成不可)としており、開催前の1月16日には、コマ作りの職人に聞くオンラインの「コマ作り事前相談会」を開く。大会は1月30日10時30分から、オンライン会議ツール「Zoom」を使って行う。出場費は2,700円(指定のコマ商品代と送料)、コマを持っている場合は無料。事前エントリーが必要。
戸屋社長は「お子さまの知られざる才能が発揮されるコマ大戦。どんなデザインや創意工夫がされるのかを楽しみにしている。年の初めのコマバトルを楽しんでほしい」と話す。
エントリーは1月10日まで。