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東大阪の雑貨メーカー「カワキタ」が「抱っこ補助機能付きショルダーバッグ」開発

一般モニターの意見を聞くリサーチ会の様子

一般モニターの意見を聞くリサーチ会の様子

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 生活雑貨メーカー「カワキタ」(東大阪市荒川2)が現在、自社開発した抱っこ補助機能付き女性用ショルダーバッグ「N/ORN(ノルン)」の販売プロジェクトの支援者を募集している。

抱っこ時の使用イメージ

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 同社では2014(平成26)年、「抱っこひもは使わない時は邪魔になるので、かばんが抱っこひもになる商品があれば」という男性の意見を取り入れた抱っこ補助機能付きボディーバッグ「daccolino(ダッコリーノ)」を発売。通常時はバッグが背面にくるボディーバッグで、子どもを抱っこする際にはバッグを前にするとバッグ部分が座面になり、バッグの側面についているサポーターを子どもの背中にスライドさせて抱っこする。新生児用の抱っこひもは他社から多数発売されているため、抱っこひもやベビーカーを卒業し歩き始めた子どもを持つ父親をターゲットとした。これまでの累計販売数は約3000個。

 河北一朗社長は「第1弾は父親向け商品だったので、第2弾は母親向けの商品を作ろうと思っていた。ダッコリーノは男性向けに作っていたが、ここ一年は女性のユーザーが増え、育児が少し落ち着いておしゃれをしたい女性向けに、安全性と機能性をプラスしたおしゃれな抱っこかばんを作ろうと考えた」と話す。

 女性向けの抱っこかばん「N/ORN(ノルン)」はショルダーバッグタイプで、バッグの上部を両側から折りたたむとクッション入りの座面になる。そこに子どもを座らせ外付けのポーチで子どもの背面を支え、ショルダー部分に腕を通してクロス状態にし、収納可能なウエストベルトを留めることで、母親の肩と背中と腰で子どもの体重を支えることができる。子どもを乗せたままでも中の荷物を出せるよう、両サイドにファスナーを付けた。生地は、レインウエアなどに使われる国産の透湿防水素材「ブリザテック」を使う。縫製は東大阪市内の縫製工場で行う。

 同商品の開発には子育て中の女性デザイナーを起用したという。試作品に息子を乗せ、何度も改良を行った。開発には一般モニターも参加しており、試作品を試用し、「バッグの底にマチがある方がいい」「座った時を想定して縦を短くする方がいい」など、出た意見を採用したという。カラーは、キャメル、ベージュ、ブラックの3色。4歳~5歳ぐらいまでの利用を想定する。販売予定価格は2万5,000円(税別)。

 同社では、商品を知ってもらおうとクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で同プロジェクトを紹介。リターン品に同バッグやオリジナルマスクケースなどを用意する。

 河北社長は「子育てを楽しむ母親を増やしたいとの思いで開発している。ダッコリーノより200グラム軽量化したので楽に抱っこをしてもらえたら」と話す。

 支援募集は2月26日まで。

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