大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで2月2日、「感染症対策グッズ&大阪のものづくり」展示会が始まった。主催は大阪府。
コロナ禍の中、大阪府内の中小企業が自社の技術を生かして開発・製造した製品を集めた同展示。ものづくりビジネスセンター大阪「MOBIO」が発行するビジネス情報紙「MOOV,press(ムーブプレス)」29号に掲載する大阪府内で開発された感染症対策グッズ21点、家で過ごす時間を楽しむアイテム6点を展示する。
感染症対策グッズでは、不織布マスクに装着すると立体的な空間を作り出し、メーク崩れの防止や呼吸が楽になる武林製作所(八尾市)の「マスクのほね」や、自分の眼鏡に差し込んで簡単に取り付けられるアサヒプラスチックス(大東市)のフェースシールド、ボタンや取っ手を触らず操作できるマコトバイオニクス(東大阪市)の「さわらんとって」などの個人向け商品が並ぶ。
換気に関する商品では、温度・湿度・照度・CO2濃度センサーが一体化した空気環境を監視するチトセ工業(八尾市)の「Logbee Haruca CO2」、ヨーホー電子(門真市)の紫外線LED空気清浄機「KOROSUKE」を展示する。
自宅にいる時間を楽しむアイテムは、板金加工を手掛ける豊里金属工業(大阪市)が製造した組み立て式の焼き鳥コンロ「yodare」や、塗装職人が手掛けたキャニスター「PA /BOTTLE L・S」、テレワークで疲れた首や肩をリフレッシュするベス工業(東大阪市)の健康美容雑貨「ボディレシピ・ネックリフレッシュ」など。
商品は展示のみだが、各商品の問い合わせや購入先のQRコードを用意する。
同展示は大阪府内で4カ所目の開催となる。大阪府商工労働部中小企業支援室の金谷匠泰さんは「これまでの会場でも足を止めて一つ一つ見てもらえた。どのグッズも改良したりカラーバリエーションを増やしたりするなど進化している。いいものを見つけて口コミで広げてもらえたら」と話す。
開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。入場無料。2月14日まで。