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東大阪で「関西ものづくり新撰」企画展 「優れた」「売れる」製品・技術選定

企画展会場の様子

企画展会場の様子

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 ものづくりビジネスセンター大阪「MOBIO(モビオ)」(東大阪市荒本北1、06-6748-1011)で2月4日、「関西ものづくり新撰2021」に選定された製品を展示する企画展が始まった。

高洋商会の「自由設計可能な透明型枠クリアーフォーム」

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 主催する近畿経済産業局では2012(平成24)年度から、関西のものづくり中小企業が5年以内に販売・提供を開始した「優れた」「売れる」製品・技術を「関西ものづくり新撰」として選定。これまでに176の製品・技術を選定し、冊子の作成や展示会の出展などを通じてビジネス拡大を支援してきた。

 前年度までは「環境・エネルギー」「医療・健康・介護」「先端産業」「防災・セキュリティ」「新市場創出」の5分野を対象としていたが、今回新たに「IT/IoTソリューション」「社会課題関連」の2分野を追加。社会課題関連のテーマは毎年変わる予定で、今回は「新型コロナウイルス関連」とした。今回からは最も高い評価を得た最優秀賞と、各審査委員が最も注目する製品・技術を特別賞として表彰する。

 今回は、昨年9月7日~10月19日の期間で公募を行い、応募のあった82件の中から38件を選定。最優秀賞には、ジャカード織物に光ファイバーを独自技術で織り込み、織物の表面を発光させる大喜(福井県坂井市)の「発光ジャカード織物(LightWeave)」が選ばれた。

 特別賞は6製品。中小企業がすぐに始められるセキュリティークラウドを利用したビットブレイン(福井市)のリモートデスクトップサービス「SPG-Remote」、船舶排出ガスのNOx(窒素酸化物)規制やSOx(硫黄酸化物)規制に対応するオーケーエム(滋賀県蒲生郡)の排出ガス専用バルブ「船舶エンジン 排出ガス処理装置用バタフライバルブ」、パソコン上にバーチャルな道路を再現して室内で測量調査作業を行えるようにし、障がい者就労継続支援事業所と連携するなど雇用も生み出しているエムアールサポート(京都市)の「測量美術」。

 大規模施設の壁に施工する高橋練染(京都市)の抗ウイルス施工「DEOFACTOR Casa」、コンクリート構造物用型枠にアクリル板を使用することで内部を可視化した高洋商会(岸和田市)の「自由設計可能な透明型枠クリアーフォーム」、仕分け作業の自動化をサポートする伊東電機(加西市)の「MDR式直角分岐モジュール『F-RAT』新シリーズ」。

 期間を2部に分けて展示を入れ替える予定で、現在は22ブースでパネルと製品を展示。2月26日まで。後半は3月2日~3月26日。2月26日からは大阪起業家ミュージアム(大阪市中央区)での特別展示も行う。

 開館時間は9時~17時。土曜・日曜・祝日休館。入場無料。

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