近鉄奈良線・瓢箪山駅南側にあるイナリ前商店街（東大阪市神田町、通称＝ジンジャモール瓢箪山）アーケード内に7月1日、七夕の笹（ささ）飾りが設置された。

園児らの願い事が書かれた短冊

　同商店街では1999（平成11）年から笹飾りを設置。例年、近所の山で取った笹を近隣の幼稚園や保育園、小学校に配り、願い事を書いた短冊や七夕飾りなどが飾り付けられたものを回収して商店街に設置している。

　昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により、規模を縮小して開催。同商店街のマスコットキャラクター「ひょこタン」をかたどった短冊を近隣の14校園に配布し、願い事の書かれた短冊を回収して商店街で8本の笹に飾り付けた。

　今年は、2年ぶりに近隣の14校園に笹を配布。折り紙や画用紙で作った色とりどりの飾りでにぎやかに飾り付けられた18本の笹をアーケード内に設置する。趣味の店「たからや」の店主・大東聖弘さんは「今年は飾りも作ってもらい、園児にも喜んでもらえた」と笑顔を見せる。

　笹には、「ケーキやさんになれますように」「ながれぼしがみれますように」などの願い事のほか、「コロナが早くおわりますように」といった新型コロナウイルス感染症の終息を願う短冊も見られる。さくらいこども園、さくらいこもれび保育園は「鬼滅の刃」をモチーフにした吹き流しを作り、アーケードに華を添えた。

　近くの瓢箪山稲荷神社（瓢箪山町）では7月17日・18日に例大祭が執り行われる予定で、17日17時からはシンガー・ソングライターの若林美樹さんがひょこタンのテーマソング「ひょこタン音頭」を奉納する様子を若林さんのツイキャスで配信する。

　笹の設置は7月18日ごろまで。