暮らす・働く

東大阪・布施で「まちごとワーケーション」 リクリーとSEKAI HOTELがコラボ

左から、リクリー高室社長、野田市長、SEKAI HOTEL矢野社長

左から、リクリー高室社長、野田市長、SEKAI HOTEL矢野社長

  • 59

  •  

 コワーキングスペース、シェアオフィスの企画運営代行事業を展開するリクリー(大阪市)と街全体をホテルに見立ててホテルを運営するSEKAI HOTEL(セカイホテル、大阪市)が8月18日、プロジェクト「まちごとワーケーション@東大阪」をスタートした。

[広告]

 リクリーは同日、近鉄布施駅前の商業施設「ヴェル・ノール布施」(東大阪市長堂1)3階にコワーキング&シェアオフィス「Reqree Vellenord(リクリー・ヴェルノール)」をオープン。SEKAI HOTELは2018(平成30)年9月、布施駅近くの商店街内に点在する空き店舗をフロントと客室にリノベーションし、モーニングは近くの喫茶店、風呂は銭湯を利用する「まちごとホテル」の「SEKAI HOTEL布施」(足代1)を開業している。

 記者会見で、「布施は昭和情緒あふれる、大阪市内では見られない風景がありアットホーム。ワーケーション=リゾートというイメージがあるが、非日常であればリゾート地でなくていい。セカイホテルと組むことで、まちごとワーケーションができるのではとコラボした」と、リクリーの高室直樹社長。「1人でワーケーションをしてもあまり意味がなく、自分たちもセカイホテルに泊まって、貸し会議室でミーティングをしたら実際にいいアイデアが出たし、チームビルディングにも効果があった。コロナで希薄になった人間関係を築くことができる」と話す。

 セカイホテルの矢野浩一社長は「10人~30人くらいの視察旅行や修学旅行の受け入れなど、広くて自由に使える場所を探すのは難しいので、コワーキングスペースがあるとやりやすい。子どもが宿泊して商店街で職業体験をする話もついている。地域の人は外から来た人との接点により、より良い地域にしていける」という。

 野田義和東大阪市長は「泊まり方、働き方、楽しみ方のニーズが多様化している。商店街の活性化につながるのでは」と期待を寄せる。

 同プロジェクトでは現在、プロモーションを目的にクラウドファンディングサイト「Makuake」にプロジェクトを掲載。リクリー・ヴェルノールの1日利用とセカイホテル宿泊のセットなどの応援購入のリターン品を用意する。9月29日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース