「近畿日本鉄道(以下、近鉄)」(大阪市天王寺区)が9月1日~9月14日、近鉄奈良線東花園駅の改称55周年を記念したオリジナル台紙付き記念入場券を販売する。
近鉄によると、東花園駅は1929(昭和4)年11月22日、花園ラグビー場の開場に合わせて開業。ラグビーの試合が行われる時だけ停車する臨時駅「ラグビー運動場前」駅として営業し、後に駅名を「ラグビー場前」駅に変更した。
太平洋戦争中は営業を休止し、1950(昭和25)年12月に営業を再開。1967(昭和42)年9月1日、現駅名の「東花園」駅に改称した。
「ラグビーの聖地で有名な花園ラグビー場の最寄駅として現在の駅名に改称し、55周年を迎えることを記念して昔と今の駅の風景を記念入場券の台紙にデザインした」と広報部の杉山正樹さん。
台紙表面は、1981(昭和56)年ごろと1992(平成4)年ごろの地上にある駅舎や、2010(平成22)年ごろの高架工事中の駅舎、ラグビーボールのレリーフが飾られている現在の駅舎の写真を配置する。裏面は、1960(昭和35)年ごろの近鉄路線図の上に、1967(昭和42)年に登場した12000系特急車両の写真を配置する。価格は160円。
杉山さんは「花園近鉄ライナーズが5季ぶりにディビジョン1に昇格するため、東花園駅も大変盛り上がっている。東花園駅を利用して、花園近鉄ライナーズの試合観戦にお越しいただきたい」と話す。