野球用オーダーメードグラブ「NEXUS」ブランドを展開するMK-Factory(東大阪市元町2、TEL 072-984-0987)がスニーカーを野球用スパイクにカスタムするサービスを始めて1カ月がたった。
小学生の時に野球を始め、現在も野球を続けているという同社代表の垣内皆人さん。中学時代には自分に合った野球用具を選ぶことの大切さを知り、高校時代には自分で野球用グローブを作りたいと思うようになったという。
企業への就職の後、車関係の仕事で独立をしたいとカーショップスタッフやピットスタッフの経験を積み、2012(平成24)年、車の修理やドレスアップを手がける同社を設立。2019(平成31)年には新事業として、国内の工房と提携して野球用オーダーメードグラブブランド「NEXUS」を立ち上げた。
垣内さんは「野球をしている人でスパイクにこだわる人は少なく、デザイン性がもう少しあってもいいのではと思っていた。3年ほど前、メジャーリーグでスニーカーをスパイクにカスタムするのがはやっていて、接着剤で着ける刃が出回っていたが、スパイクというよりスニーカーっぽい感じだったので、もうちょっとちゃんとしたスパイクを作りたいと、スニーカーの修復や再生ができる職人さんを探した」と話す。
新サービスの「Sneaker Upcycle Custom」は、利用客がお気に入りのスニーカーを持ち込み、野球用スパイクにカスタム。スニーカーのソールを取り外し、野球用スパイクのソールを着けて加工する。「アッパーはまだきれいだが、ソールがすり減っていて廃棄する予定だったスニーカーをアップサイクルすることもできる」と垣内さん。樹脂製のスタッドが付いたポイントスパイク、金具スパイクのどちらにも対応できる。対応サイズは26センチ~30センチ。
加工費は、未使用スニーカーで2万9,800円(送料別途1,200円)。使用済みのスニーカーの場合は、傷などの修復費が別途かかる場合がある。納品までは2カ月~3カ月。注文は、店頭への持ち込み、ウェブサイトで受け付ける。
垣内さんは「今後、名前や背番号を入れるサービスなどを展開していきたい」と意欲を見せる。
営業時間は12時~21時。日曜・木曜定休。