近鉄奈良線瓢箪山駅前の「フルーツなかにし」(東大阪市神田町、TEL 072-981-3118)が現在、「フルーツ恵方巻き」2種類の予約を受け付けている。
1934(昭和9)年創業の同店。以前は贈答用の高級フルーツを販売していたが、現店主で3代目の中西博司さんに代替わりしてからは、店頭に買いやすい価格の商品を並べたり、2019(平成31)年4月からは「若い人にも果物を身近に感じてもらいたい」と、店で売るフルーツを使ったクレープの販売を始めたりするなど、店に入りやすいよう工夫を行っている。
2021年6月からは毎週火曜にフルーツサンドを、2022年夏には、かき氷「フルーツシェイブアイス」を販売。ハロウィーン限定クレープや近くのカフェとのコラボクレープなど、イベント商品開発にも力を入れる。
「フルーツ恵方巻き」は昨年初めて販売した商品で、同店のフルーツ恵方巻きはフルーツが多いのが特徴。のりに見立てた竹炭入りクレープ生地にマスカルポーネチーズを塗り、「食感を楽しんでもらいたい」と、ライスクリスプとブラウンシュガーのクランブルでアクセントをつける。パイナップル、バナナ、キウイ、イチゴ5~6個をホイップクリームと重ね、クレープ生地で巻いた。直径6センチ、長さ19センチ。価格は880円。100本限定。
昨年のフルーツ恵方巻きは1種類のみだったが、「種類がある方が楽しいのでは」と、今年はさらにボリュームのある「太巻き」を開発。パイナップル、バナナ、キウイ、イチゴは通常サイズの2倍の分量で、さらにマンゴーを加える。直径8センチ、長さ21センチ。価格は1,880円。10本限定。
中西さんは「海鮮が苦手な人や珍しい巻きずしを食べてみたい人に買ってもらえたら」と話す。予約は、電話、店頭、インスタグラムのDMで1月31日19時まで受け付ける。受け取りは2月3日13時~19時30分。当日店頭では、切り落とし部分を詰め合わせた徳用パックも販売する予定。
営業時間は10時~19時30分(日曜・祝日は18時30分まで)。水曜定休。