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東大阪・瓢箪山駅前の「フルーツなかにし」にフルーツサンド 「果物を身近に」

毎週火曜限定でフルーツサンドを販売

毎週火曜限定でフルーツサンドを販売

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 近鉄奈良線・瓢箪山駅前の「フルーツなかにし」(東大阪市神田町、TEL 072-981-3118)が6月29日、毎週火曜限定でフルーツサンドの販売を始めた。

7月6日に販売したフルーツサンド5種類

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 現店主の中西博司さんの祖父が1934(昭和9)年に始めた同店。2代目だった博司さんの父の代では贈答用のフルーツを販売し、博司さんも大阪市内の高級フルーツ店で修業をした。

 同店は駅前に位置し、立地条件が良い。実家の店に戻った博司さんは「修業先の店の取引先は法人が多く、同じようにやっていたらギフトシーズンはいいが、それ以外がうまくいかない。立地条件が恵まれているのに贈答用だけを置いていたら素通りされてしまう」と父に反発しながら、「店頭に買いやすい価格の商品を並べ、中に入っても意外と高くないと思ってもらえるように商品を変えていった」と話す。

 2019(平成31)年4月からは、「学生など若い子は1パック300円のイチゴは買ってくれないが、500円のクレープは買ってくれるのでは」と、店で販売するフルーツを使うクレープの販売を始めた。チョコバナナ(350円)、イチゴ(450円)、マンゴー(600円)など、常時13種類と季節限定商品を用意し、「クレープを待っている間にほかの商品を買ってくれたり、ハードルが高いと思っていた人も気軽に入ってくれたりするようになるなど、いい影響があった」と博司さん。同店のクレープは、フルーツの量が多いのが特徴。

 ほかにも何かできないかと、6月29日からは火曜限定でフルーツサンドの販売を開始。フルーツサンドに使うパンは、同じイナリ前商店街(通称=ジンジャモール瓢箪山)内にあるベーカリー「シャルム」(瓢箪山町)のパンを数種類試して選んだ。

 フルーツサンドは、バナナ、パイン、キウイ(以上380円)、ミカン(480円)、シャインマスカット(550円)。「キウイは丸ごと1個使っていて、一部は細かくして端っこまでフルーツが入るようにしている」という。

 これからイチジクや皮ごと食べられるブドウ「ナガノパープル」などを追加する予定で、「要望があれば数や種類を増やしていきたい。皆さんに果物を身近に感じてもらえるように、フルーツジュースやフルーツサンドを少しずつ増やしていけたら」と意欲を見せる。

 営業時間は10時~19時30分(日曜・祝日は18時30分まで)。水曜定休。フルーツサンドの販売は毎週火曜13時ごろから。

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