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近鉄百貨店東大阪店、自社生産のイチゴ「はるかすまいる」販売 農園から直送

近鉄百貨店が自社農場で生産したイチゴ「はるかすまいる」を販売

近鉄百貨店が自社農場で生産したイチゴ「はるかすまいる」を販売

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 近鉄布施駅1階の近鉄百貨店東大阪店 カジュアル・スポット「フッセ」(東大阪市長堂1)内「ハルチカマルシェ」で現在、近鉄百貨店が自社農場で生産したイチゴ「はるかすまいる」を販売している。

近鉄百貨店が自社農場で生産したイチゴ「はるかすまいる」

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 同社は、2021年10月にあべのハルカス近鉄本店、2022年11月東大阪店に、産直ショップ「ハルチカマルシェ」をオープン。類農園(奈良県宇陀市)と協業し、奈良県や三重県など、近鉄沿線地域で生産された農産物や加工品を直売所から仕入れ、収穫から店頭に並ぶまでの時間を短縮することで、より新鮮な状態の農産物を販売している。沿線ならではの商品を扱うことで、農村地域の活性化や沿線価値向上を目指す。

 事業開発部の藤澤浩明さんは「自社で生産をして生産者目線の仕入れをしたいと農園事業を始め、第1弾としてイチゴ栽培に取り組んだ。イチゴは需要が高まっているが生産が減っている。高収益事業への構造改革の一環として取り組んでいる」と話す。食品バイヤーだった西口良隆さんを担当に据えて2022年に生産事業チームを立ち上げた。

 生産設備や栽培の研修を受けた後、今季の販売開始を目指し、昨年6月には河南町にイチゴ農園「はるちかファーム」を新設。農林水産大臣賞を受賞した生産者の知識と経験をデータ化し、ICTを活用したイチゴの栽培を始めた。

 品種は、程よい酸味が特徴の紅ほっぺで、「一粒食べると自然に笑顔になるおいしさ」を目指し、「はるかすまいる」と名付けた。サイズは2L~5Lで、2Lサイズ1パック=901円、4Lサイズ1パック=1,201円、40グラム以上の5Lサイズ1粒=497円など。4L・5Lサイズの販売は期間限定。

 店長の貝羽晴子さんは「小さな子どもを連れたお母さんや年配の方など、幅広い層に売れている。1粒で販売しているイチゴは2月に入ってから入荷し、バレンタイン時期によく売れた」と話す。想像以上に売れ、生産も遅れて一時は商品がなかったというが、2月中旬から出荷量が増えているという。

 今後について藤澤さんは「3月ごろからは、企業やホテルなどにも卸していきたい。具体的には決まっていないが、イチゴ以外の高付加価値フルーツの可能性も探っている。毎月、店頭に自社生産のフルーツを並べられたら」と話す。

 営業時間は10時~20時。イチゴの販売は6月中旬までの予定。

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