イベント「ベースボールフェスタ&東大阪くいだおれ祭り」が3月3日、石切市民広場(東大阪市中石切町5)で開かれる。主催はHOS(下小阪2)。
同イベントを企画・運営するのは、野球用オーダーメードグラブなどを手がける「NEXUS」(元町2)と居酒屋「モンキー×モンキーズ」(日下町6)。両者代表の垣内皆人さんは「野球用品、飲食共にイベントに出店する機会が増えてきて、出店することにより、気になっていたが店に行く機会がなかったというお客さまとつながることができた。イベントはお客さまと店をつなぐいいツールだと感じた」という。周りにはコロナ禍が明け、どのようにかじを取ればいいか悩んでいる人もおり、自身が経営するスポーツとグルメジャンルのブースを集めて、地元東大阪の店の認知を高めることができればと、同イベントを企画した。
垣内さんは小学生の頃、地元の少年野球チーム「石切ジュニアモンキーズ」に所属し、現在も軟式野球チームで野球を続けている。「大谷選手がグローブを贈ったことで野球に興味を持った子もいると思うが、キャッチボール禁止の公園も多く、どこで野球をしていいのかわからない人も多いと思う。体験せずに少年野球チームに入るのはハードルが高いので、まずは体験をしてもらって、野球チームに入る子どもが増えれば」との思いも同イベントに込めた。
ベースボールフェスタでは、野球体験会と野球教室を開催。野球体験会では、野球未経験の小学生以下を対象に、石切ジュニアモンキーズの児童と一緒に、キャッチボールや遠投、バッティングなどを楽しめる。野球教室では、関西独立リーグ「大阪ゼロロクブルズ」の選手たちが講師となり、小学生以上の経験者を対象に指導する。野球体験会は10時~17時(受け付けは16時まで)、野球教室は、1部=10時~13時(同12時まで)、2部=14時~17時(同16時まで)。参加無料。
会場には、キッチンカーや屋台が店を出す「フードフェスエリア」に31ブースが、子ども向けを中心とするワークショップや縁日を展開する「お楽しみエリア」に23ブースが、それぞれ出店。出店者は東大阪市内の店や東大阪に縁のある人が多く、お楽しみエリアには、シルクスクリーン印刷体験や宮大工体験、子ブタとの触れ合いなど、幅広いジャンルをそろえた。
垣内さんは「地域の子どもから大人まで楽しめるイベント。お祭りに行ったら野球体験ができ、やってみたら野球を好きになったというようなイベントになれば。東大阪では食イベントが少ないので、東大阪はおいしいものが多い街というイメージも創出したい。今後も音楽やスポーツとグルメを掛け合わせたイベントをやっていきたい」と意欲を見せる。
開催時間は10時~17時。入場無料。雨天決行、荒天中止。