
近鉄布施駅直結の商業施設「ロンモール布施・近鉄ぷらっと」(東大阪市長堂1)2階に8月1日、ハンドメードショップ「手シゴトマルシェ in HIGASHI-OSAKA」が期間限定オープンした。
同ショップの企画・運営を手がける「UPPER FIELD(アッパーフィールド)」の上原由佳さんは広告会社に就職した後、2020年に独立。フリーランスで活動をしていたところ、知人のイベント会社からの依頼で近鉄百貨店奈良店の催事を手伝うことになった。「当時はコロナ禍で、ハンドメード作家の作るマスクが人気だった」と振り返る。
2021年からは地域のハンドメード作家を集め、「手シゴトマルシェ」の名称で奈良・大阪・兵庫の百貨店や商業施設の催事、地域活性化イベントに出店。それぞれの地域の作家とつながりができ、現在は約150人の作家が集まっているという。今年5月には近鉄百貨店東大阪店で作家による子ども向けのワークショップを行い、6月にはロンモール布施・近鉄ぷらっとで5日間限定の「手シゴトマルシェ」を初開催した。
6月の出店が好評だったことから、同施設を運営する近鉄不動産から「もう少し長い期間で」と声がかかり、2カ月間の出店が決まった。オープニングの8月1日~15日は20人の作家が出店し、16日からは15人の作家が出店する。
現在は、七宝焼工房「アンクル・ゼット」、ベネチアングラスアクセサリー「GET BACK」、イヤーカフ・アクセサリー「aiiro」、布ぞうり「Egretta」、傘「KUMA SKIP どんどん」、陶芸「陶工房 土器楽」、焼き菓子・紅茶「ラ・コリーヌ洋菓子店」などが出店。東大阪市内からは、和小物「布々くらぶ」、布小物「Haru」の作品を販売する。8月28日まで。29日からは週替わりで作家が登場する。「来るたびに新しい作家の作品に出合える」と上原さん。
「ハンドメードイベントやショップは、いろんな人を巻き込んで、柔らかいつながりができるのがいいところ。子育て中や家族の介護をしながら作品を作っている人、いつか独立したい人などをゆるくつなげる場所を、自分が生まれ育った東大阪にもつくりたい。今回の出店を機に、東大阪で活動する作家を迎え入れ発信するプラットホーム作りを目指したい」と意欲を見せる。
営業時間は10時~20時。9月30日まで。